■限定された条件下での謎解き要素も
5人のキャラクターはそれぞれ固有アイテムを持っていて、その他に武器を1つ、謎解きなどに必要なアイテムを2つ持てます。つまりパーティが携帯できるアイテム数には限りがあり、何を持ち歩くかを厳選するのが超重要。
また本作では死んでしまった仲間は復活しないので、メンバーが減ってしまうと戦力が下がるだけでなく、アイテム所持枠の面でも大きな痛手となります。RPGながら「宿屋で体力を回復」なんてことはできず、数に限りのある「くすりびん」で回復するのみ。つまり効率よくアイテムを使用しないと、ゲーム自体が詰んでしまうおそれがあるのです。
■カプコンの大ヒット作『バイオハザード』に継承?
ゲームジャンルこそ異なりますが、本作と同じカプコンが後に発売した『バイオハザード』を遊んだときに『スウィートホーム』と同様のゲーム性を感じました。
『バイオハザード』もフィールドで見つけたアイテムだけで攻略に臨み、回復アイテムや銃弾のやりくりに四苦八苦。なおかつホラー的な要素もあったので『スウィートホーム』と『バイオハザード』は「なんとなく似ているなぁ」と思ったものです。
実はあとで調べて分かったのですが、『バイオハザード』の開発には、ファミコンの『スウィートホーム』のスタッフも携わっていたそうです。それを踏まえると、カプコン生まれのホラーゲーム『スウィートホーム』があったからこそ、『バイオハザード』という超人気タイトルが誕生したのかもしれませんね。