“史上最弱”主人公の代名詞、ファミコン版『スペランカー』は本当にクソゲーなのかの画像
ファミコン版『スペランカー』(編集部撮影)
『スペランカー』懐かしのゲーム画面

 1985年12月7日に、ファミコン版『スペランカー』(アイレム)が発売。ちょうど明日で35周年を迎えます。初期版のカセットには発光ダイオードがついていて、ファミコンの電源を入れると赤く光るのが特徴。しかし、私が所持しているカセットは再版されたモノのようで、残念ながら発光ダイオードがついていないバージョンでした。

 アイレムといえば、災害サバイバルアドベンチャーゲームの『絶体絶命都市』や、今でも根強い人気を誇るシューティングゲーム『R-TYPE』などでも有名なゲームメーカー。『スペランカー』は、アメリカで発売されたソフトの移植作品です。

 本作は探検家である主人公を操作し、洞窟の中にあるアイテムを集めながら探索していくアクションゲーム。各ステージをゴールするのに必要な扉を開けるためのカギを手に入れて、洞窟の奥に隠された宝を目指していく……といった内容です。

ファミコン版『スペランカー』タイトル画面

 そんなプレイヤーの冒険心をくすぐる『スペランカー』なのですが、なぜかファミコンの“クソゲー談義”になると必ずと言っていいほど名前が挙がります。この評価は『スペランカー』好きの自分としては、到底納得のいかないモノでした。

 その理由として一番よく聞くのは、ファミコン史上でも1、2を争うほど「死にやすい主人公」にあるようです。

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