ファミコンに「ディスクシステム」という周辺機器があったことを覚えているだろうか。専用のディスクメディアは、ディスクシステム発売当時のファミコンのロムカセットを上回る容量を持ち、もちろんゲームデータのセーブも可能。しかも、おもちゃ屋などに設置されたディスクライターを活用すると、通常500円でゲームを書き換えることができた。そんなディスクシステムでリリースされたソフトの中にも、たくさんの名作ゲームが存在する。そこで今回は、ディスクシステム用として発売されたゲームで「一番好きなタイトル」をリサーチ。30代から40代の男性200名にアンケート調査を実施した。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
まず第3位(9%)にランクインしたのは、コナミの『悪魔城ドラキュラ』。同作はディスクシステムが発売された1986年の9月26日に登場した横スクロールのアクションゲームで、いまだにシリーズが続いている人気タイトルの第1弾作品となる。
当時は珍しかったムチをメイン武器にしたシモン・ベルモンドが主人公で、聖水や斧、十字架といったサブウェポンも駆使しながらドラキュラ退治を目指すという内容。同作の難易度の高さは相当なもので、敵の猛攻をしのぎながら床の穴や水辺に落下しないように進んでいくのが至難の業だった。
それでもディスクシステムのゲームだけに、セーブしながら根気強くプレイをしてクリアした人も多いはず。また初代『悪魔城ドラキュラ』のBGMは人気が高く、のちの『ドラキュラ』シリーズにもアレンジされたバージョンが収録されており、まさに時代を超えて神曲が受け継がれている。