■RPG史に残る傑作を生み出した
任天堂を僅差で抑え、第1位(23.7%)に輝いたのは「エニックス」。RPGというゲームジャンルを一般層にまで広めた『ドラゴンクエスト』を生み出したゲームメーカーだ。
実はファミコンでエニックスは7タイトルしか発売しておらず、そのうちの4作が『ドラゴンクエスト』シリーズ。ほかの『ドアドア』や『ポートピア連続殺人事件』もコアなファンのいる名作。なお『ジャストブリード』は発売タイミングがちょっと遅すぎた(SFCのドラクエ5よりあとの1992年12月に発売)隠れた名作シミュレーションRPGである。そんな数少ないラインナップながら、ファミコン世代に強烈なインパクトを与えたゲームメーカーと言えるだろう。
ちなみに堀井雄二氏が携わった『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』やファミコン版の初代『いただきストリート』はエニックスではなく、アスキーから発売されている。
そのエニックスが好きな人からは「とにかくドラゴンクエストが好きだから」(46歳・男性)、「もっとも思い出に残っているゲームがドラクエ3なので」(45歳・男性)、「初めて遊んだロールプレイングゲームを作ってくれた」(46歳・男性)、「ファミコン時代のドラクエにはハズレがない」(45歳・男性)など、やはり『ドラクエ』の存在を挙げる人が圧倒的多数だった。
5位以降にはナムコやコナミを始め、現在も活躍中のメジャーどころが入る中、意外なゲームメーカーも健闘。ある意味、ファミコンの混沌とした時代を表したランキング結果なのかもしれない!?
アンケートサイト「ボイスノート」調べ
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