■マネしたい度No.1の「るろ剣」のパンチ技
続いて第3位(10.3%)は和月伸宏氏による漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』(集英社)から、相楽左之助の使うパンチ技「二重の極み(ふたえのきわみ)」。
左之助が十本刀のひとり、悠久山安慈から伝授されたこの技。安慈いわく、「全ての物には抵抗が存在する」ため、ただ単純に拳打で攻撃をしたとしても衝撃全てが相手に伝わることはないという。その無駄をなくすため、この技では「拳を立てて第一撃を加え」、その後に「拳を折って第二撃を加える」ことで衝撃が抵抗を受けることなく完全に伝わるのだとか。要するに同じ箇所に瞬時に2発の打撃を行うというもので、威力がすさまじく大岩をいとも簡単に破壊することができる。数回のパンチを同じ箇所に繰り出すという点では『トリコ』の釘パンチに近く、ゼロ距離からの攻撃で衝撃を逃さないという点では『修羅の門』の無空波(第9位)にも理論が近い技と言えそう。
剣を使わずに拳ひとつで出来る必殺技ということで人気が高く、今回のアンケートでは「牙突と並んでマネしたことがある技」(40歳・男性)、「小学校のときに正直マネしてました」(36歳・男性)、「理屈は分かるような分からんようなですが、威力がすごくてめちゃくちゃ好きな技です」(37歳・男性)といったコメントが寄せられた。