バトル漫画に必要不可欠な必殺技。主人公にライバルキャラ、敵味方問わず必殺技を使うことが多く、学生時代に技名を叫んでマネをしたことがあるという人も少なくないのでは。そこで今回は30代から40代の男性300名を対象に「好きなパンチ技」についてアンケートを実施した。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
まず全体の8.0%の票を獲得し、第4位に選ばれたのは森川ジョージ氏によるボクシング漫画『はじめの一歩』(講談社)から、伊達英二によるフィニッシュブロー「ハートブレイクショット」。
主人公・幕之内一歩の日本タイトル初挑戦時に王者として立ちはだかった伊達。彼が一歩相手に繰り出したこの技は、古くは『あしたのジョー』のホセ・メンドーサなども使った“コークスクリューブロー”の派生技で、肩、肘、手首にねじりを加えながら撃つストレートを心臓に目がけて放つことで、ほんの瞬間だけ相手の動きをストップさせることができるというもの。
名前のロマンティックさとは裏腹に、時間の止まったノーガード状態の相手に強烈な一撃を叩き込めるという必殺ブローで、読者にも大きなインパクトを与えた。『はじめの一歩』連載20周年時に行われた読者が選ぶ「ベストバウト」企画では、この技が使用された「伊達英二 VS 幕之内一歩戦」が第3位に。今回のアンケートでも「一歩の中であえて選ぶならこれ」(45歳・男性)、「名前、技、使い手すべてかっこいい」(37歳・男性)、「キサマの魂をオレにくれ!しびれました!」(42歳・男性)といった声が寄せられた。
数々の必殺ブローが登場する『はじめの一歩』。アンケートではハートブレイクショットのほか、幕之内一歩の使う「デンプシーロール」(第7位)や宮田一郎の「ジョルト」、木村達也の「ドラゴンフィッシュブロー」などへのコメントもあった。