■最大の敵は壁の中にアリ!?
ベースとなるじゃじゃ丸くんの攻撃手段は、射程の短い貧相な手裏剣のみ。しかし、ステージ上のブロックを破壊すれば、その中にアイテムが隠されています。敵をかなしばりにする「フラッシュ」、敵を貫通するうえ射程の長い「スーパー手裏剣」、無敵状態で敵に突進する「トロッコ」、体が透明になって無敵状態になる「薬ビン」、そして巨大なカエルに乗って敵を食べまくる「ガマパックン」といった、じゃじゃ丸くんならではの“忍法”もアイテムとして出現するのです。
おまけにこれらの忍法のうち3つを集めると「木の葉隠れの術」が発動。画面全体に木の葉が舞い、出現した敵を片っ端から倒していく最強の忍法。ちょっと発動エフェクトのフラッシュの明滅がキツイので、プレイヤーの目には痛かったけど……。
とはいえ、ブロックの中から出現するのは、そんな便利なアイテムばかりじゃないのがミソ。けっこうな確率で出現するのが「爆弾」です。この爆弾とはじゃじゃ丸くんの武器ではなく、単に行く手を阻む即死トラップ。うっかり触れてしまうと1機失う、迷惑極まりない存在だったりします。
しかも「トロッコ」や「薬ビン」をゲットした無敵状態のときでも、この爆弾に触れると死んでしまう凶悪ぶり。調子に乗っているときの死因第1位は、おそらく「爆弾に触れる」か「穴に落ちる」のどちらかでしょうね。
ブロックを壊したときに何が出現するかはランダムなので、運が悪いと爆弾だらけということも。足場の悪い進路に爆弾が出現すると、強敵が向かってくるよりもタチが悪い。『じゃじゃ丸の大冒険』の最強の敵は、この「爆弾」ではないかと個人的には思っています。