■FC版『スカイキッド』の思い出

 当時は硬派なシューティングゲームが多かった中、ひときわ目立つカラフルでかわいいデザインが目を引きます。複葉機に搭乗する主人公・レッドバロン(2P側はブルーマックス)は鳥を擬人化したキャラクターで、「バードランド」という架空の世界が舞台。そのわりに自由の女神像やピラミッドが登場するほか、戦艦とか空母のような近代兵器もバリバリ登場します。

 かと思えば、太陽のところで機体を宙返りさせると月に変わって夜になったり、女神像のところで宙返りするとスカートがめくれたり、雷小僧がイナズマを落としたりと、コミカルな要素も満載。パックマンの看板のところで宙返りすると、勲章か爆弾がランダムで出現するのもナムコっぽい隠し要素で、そんな不思議な世界観に引きこまれていきます。

各ステージにはさまざまな隠し要素があって、それを見つけるのも楽しかった!

 さらにゴール拠点の近くにいるチアガールを撃つと招き猫、ペンギンを撃つとシロクマになるといったシュールな演出もユニークで面白かった!

 ゲーム内容としては敵機を倒しながら途中に置かれている爆弾を拾って、敵拠点や戦艦などに投下して破壊。ゴールとなる拠点の滑走路に着陸するとステージクリアとなります。とはいえ拠点を破壊しても得点になるだけなので、最終面以外は破壊できなくても次のステージに進めます。あとファミコン版には、得点になる的(?)だけが出現する謎のボーナスステージがありましたね。

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