■ドラクエとFF、1位に輝いたのは!?
第2位(9.5%)には、『ファイナルファンタジー6』(スクウェア/1994年発売)がランクイン。この作品は登場する“14人のキャラクター全員が主人公”をうたっていて、好きなキャラを選んでパーティ編成できるのが特徴。オープニングから登場するティナはとくに人気の高い主要キャラだが、物語後半のいわゆる崩壊後の世界でティナを仲間にしないままラスボスに挑むことも可能だった。『FF6』を遊んだ人同士なら「最終パーティに誰入れた?」というトークできっと盛り上がるはず!
そんなキャラ重視のRPGなので、『FF5』のようなジョブチェンジの概念は存在せず。しかし、個性的な戦闘スタイルが導入され、たとえばモンクのマッシュは格闘ゲームのようなコマンド入力によって“ひっさつわざ(必殺技)”が使用可能。
また『FF6』といえば、やはり敵キャラのケフカの存在抜きには語れない。道化師のような風貌のふざけたキャラなので序盤は中ボス程度の相手と思いきや、実はラスボス……。「フォーフォッフォッフォ」という不気味な笑い声が、いまだに耳に残っている人も多いのでは?
そして第1位(25.5%)に輝いたのは、『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁』(エニックス/1992年発売)。この作品は「主人公が勇者ではない」初めてのドラクエであり、親子3代にわたる壮大なストーリーが特徴。最初は父親・パパスと旅していた幼い少年がやがて大人になり、生まれてきた息子や娘たちと一緒に冒険するという物語は、主人公の人生そのものを見ているようで感情移入させられた。
さらに『ドラクエ5』と言えば、物語中に花嫁を選ぶという“究極の選択”が、いまだに語り継がれている。幼なじみのビアンカ、富豪の令嬢・フローラのどちらを選ぶかで、人間性まで試されているような気がしたのは自分だけだろうか……。
また、この作品ではモンスターを仲間にして育成するシステムが初導入され、これがとにかく楽しかった! キラーマシンやはぐれメタル、グレイトドラゴンあたりを育てると、人間の仲間はもはや不要なのでは……と思ってしまうほどの頼もしさを感じた記憶がよみがえる。