■成長すれば選手の見た目まで変化!
『ハリスタ』ではペナントの試合後、野手は「投力、打力、走力」、投手は「速力、体力、変化」といったステータスを任意に伸ばすことが可能です。これによって好きな選手の能力値が変えられるので、プロ野球ファンである自分としてはお気に入りの選手を強化できる、とてもうれしいシステムでした。
そして能力の成長に合わせて、打席での選手の体型が変化するのも『ハリスタ』ならではの斬新な要素! ただし、筋肉質でムキムキになるというより、お尻だけが“ムチムチ”に大きくなっていくイメージで、あまり強打者らしい体型に見えなかったのは少々ザンネンです……。
さらに投手の育成が進むと、なんと「魔球」を習得! 速球投手が速力を育てると投げられる「燃える魔球」は、打者のバットに当たってもまともに飛ばなくなります。また、変化球投手の変化を成長させると「分裂する魔球」が投げられました。どちらもかなり強力な魔球ですが、スタミナを大幅に消耗するので多投はできません。
育成したチームはパスワードによって保存することができて、お互いが育てたチームを持ち寄って対戦することも可能。この育てたチーム同士の対戦プレイは、とんでもない豪速球を投げたり、内野フライのような当たりでもフェンスを越えたりとハチャメチャなシーンが飛び出し、これはこれで楽しかった印象です!
しかし、60文字という長すぎるパスワードがネックに……。当時『ドラクエ2』のパスワードでさえ最大52文字だったのに、それを上回るパスワード入力が面倒すぎて、残念ながら自分の仲間内ではあまりはやりませんでした。