1986年に発売された“ファミスタ”こと『プロ野球ファミリースタジアム』(ナムコ)は、当時の野球少年たちの心をつかみ、圧倒的な人気! その翌年の87年には『燃えろ!!プロ野球』(ジャレコ)がリリースされ、こちらもかなりのヒットを飛ばしますが、毎年のようにデータ改訂版を発売しながらゲーム内容を洗練していく『ファミスタ』シリーズの牙城を崩すには至りませんでした。
そんな“ファミスタ黄金期”とも言える1988年。今からちょうど32年前の6月28日に、タイトーから満を持してファミコンソフト『究極ハリキリスタジアム』が発売となりました。
“ハリスタ”の愛称で知られる『ハリキリスタジアム』は、一見『ファミスタ』によく似たゲーム画面で、一部では「ファミスタのパクリゲー」といった心ない言葉を投げかけられる始末。しかし『ハリスタ』には、当時の『ファミスタ』になかった斬新な要素がたくさん導入されており、じっくり遊べる野球ゲームとしてハマった記憶があります。