ファミコンが登場した初期の頃から、スポーツゲームは人気ゲームジャンルのひとつとして確立。野球やサッカーなど定番の球技から、ボクシングやプロレスといった格闘技に至るまで、幅広いタイトルが発売されているので、ファミコン世代なら一度くらいは遊んだ記憶があるのではないでしょうか。
そして世界最大規模のスポーツの祭典「オリンピック」を題材としたアーケードゲームが1983年にリリース。その移植作品が、今からちょうど35年前の1985年6月21日に発売された、ファミコン版『ハイパーオリンピック』(コナミ)でした。
同作は、ひたすらボタンを連打しまくって速く走る、スポーツの原点ともいうべき単純明快なシステムがウケて大ヒット。ゲームに不慣れな人でも楽しめる内容だったので、子どもたちが集まって遊ぶのにピッタリ。
かつて高橋名人の「16連射」はシューティングゲームを中心に話題になりましたが、スポーツゲームで“連射”が脚光を浴びたのは『ハイパーオリンピック』が最初だった気がします。