今からちょうど32年前の1988年5月30日、ファミコン用ソフト『聖闘士星矢 黄金伝説完結編』が発売されました。本作は、言わずと知れたジャンプ漫画の金字塔であり、絶大な人気を誇った車田正美氏の『聖闘士星矢』がモチーフのゲームタイトルです。
実は前作に当たる『聖闘士星矢 黄金伝説』(1987年発売)は、聖域十二宮編の途中というタイミングでリリースされたこともあって、ストーリー的に中途半端なところで終了。1年後に出た『完結編』では、黄金聖闘士(ゴールドセイント)との戦いにスポットが当てられ、教皇の間での決戦までしっかりと収録されています。
発売元は“キャラゲー”ではおなじみのバンダイ(現バンダイナムコ)。バンダイのファミコンゲームといえば、『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』や『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境』などの「激ムズアクション」のイメージが強い! ですが、当時のファミコンキッズたちを対戦プレイの面白さに目覚めさせた『キン肉マン マッスルタッグマッチ』のような良ゲーも出すことから、根強いファンがいた印象です。……関係ないけど、ブロッケンJr.とテリーマン強すぎ!
聖域十二宮編がメインのストーリーということで、黄金の矢が刺さってしまった沙織(アテナ)を助けるべく、12時間以内に聖域十二宮を突破して教皇と会うのが目的。12の宮では、それぞれ黄道十二星座をモデルにした黄金聖闘士たちが待ち構えているのですが、これが主人公の星矢たち青銅聖闘士(ブロンズセイント)では到底勝てそうにないくらいの“激ツヨ”な存在。まさかゲームでも、黄金聖闘士と相対したときの絶望感を味わうことになるとはね……。