■作・Naffy『Mou』

 ツイッターでこの作家さんのことを知りました。独特な世界観が感じられる絵が特徴的で、一気に好きになってしまいました。

 病弱なおじいさんと2人暮らしをしているトットのお話しです。

 ある日、突然とびらがノックされトットが外に出てみると、小さくて奇妙な生き物が立っていました。その小さくて奇妙な生き物・ムーが不思議な世界へとトットを誘ってくれます。

 北欧のような、明るさと暗さの両方が詰め込まれていて心が癒されます。個人的感想ですが、この作品は暗さに癒しがある不思議な作品だなと思いました。暗いって普通は怖いのに、真逆の気持ちにさせてもらえるのです。絵の色使いも必見で、同じ部屋でも主人公トットの気持ちによって色が変わるのです。不思議な魅力満載の絵本です。

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