■ファミコン世代なら知っている「あのセリフ」
しかし、このゲームでは何か行動をするときに「ガッツ」を消費。必殺シュートを多用していると、すぐガッツが足りなくなります。
そのときの「くっ! ガッツがたりない!」というセリフは、あまりにも有名ですね。
このガッツがなくなると、どんな有能な選手でも役に立たなくなってしまうので、限りのあるガッツをいかにやりくりするかが攻略のカギでした。
ちなみに、高い能力を持つ三杉淳には「持病がある」という設定を忠実に再現。一定時間が経過するだけでガッツがゼロになってしまいます。そのため、三杉は後半から守備要員として使うのが鉄板でした。
なお、クリアまで長丁場のゲームなので、試合の前にマネージャーから「スコアメモ」という全30文字のパスワードを聞き、これをメモしておくと、そこから再開することが可能です。
また、特定のパスワードを入力することで、レベルが高いチームで遊べる「裏技」もありました。有名なところだと「ぺぺぺぺぺ ぺぺぺぺぺ ぺぺぺぺぺ べべべべべ べべべべべ べべべべべ」というパスワードで、“ぺ”と“ベ”の2文字しか使わない簡単なものなので、覚えているキャプ翼ファンもいるのでは?
そんな『キャプテン翼』は、漫画原作のファミコンソフトの中でも、屈指の“良ゲー”だったと思います。地味にBGMやSEも良くて、個人的には必殺シュートを放ったときの独特の効果音も記憶に残っています。このテクモ版『キャプテン翼』以後、スーパーファミコンの『キャプテン翼V 覇者の称号カンピオーネ』まで続く人気シリーズになったのも納得の出来でしたね。
(ふたまん編集部)