みなさんこんにちは、ファミコン芸人のフジタです。任天堂のハード・NintendoSwitchが3月で発売3周年を迎えました。2月にもファミコンソフト『アトランチスの謎』と『ゴッド・スレイヤー』が「Nintendo Switch Online」へ追加され、続々と昔の名作が遊べるようになってますが、絶対に移植不可能に違いない「歴史的超クソゲー」はなんでしょうか。『光GENJIローラーパニック』! これに異論はないでしょう。
これは1989年にポニーキャニオンさんから発売されたディスクシステム用のアドベンチャーゲームなんですが、これ以降、ジャニーズタレントのゲームがいっさい出なかった、いわくつきのゲームなんです。
■かわいいパッケージの宝庫だったポニーキャニオン
当時のポニーキャニオンさんといえば、魅力的なジャケットでついつい買ってしまう「つかまされた!」タイトルが多かった。
たとえばムツゴロウさん監督の映画が大ヒットして作られた『子猫物語』(1986年)。かわいい猫が草花の上でじゃれているジャケットで、僕も含めてクラスの女の子の多くも買っていたソフトなんですが、これがまあ、つかまされました。
また同じく、猫や犬のジャケットがかわいい『おにゃんこTOWN』(1985年)もポニーキャニオンさんのゲーム。動きにクセがあって、もっさりしていると言うか、思い通りに動かすことができないというか……。つかまされた、という感想は否めませんでした。
他にも、スペランカーとスーマリを足して割ったような、アドベンチャーなジャケット絵がかっこいい『スーパーピットフォール』(1986年)。シェリフが、市民を多々撃ち殺して、殺人鬼だなと皮肉を言われる、西部劇の拳銃がジャケット絵になっている『ロウ・オブ・ザ・ウエスト 西部の掟』(1987年)。他にも、女子高校生が制服やスク水で戦うスペハリ風なゲーム『アタックアニマル学園』(1987年)。VHSつきジ・アルフィーさんのゲーム『シャドウブレイン』。など、内容的にも、画的にも、ポニーキャニオンさんのゲームはインパクトが強かった。