ーー昨年4月に放送・配信されたドラマ『I”s』(BSスカパー!)以来、2度目の共演となりますが、お互いにどういった印象ですか?
岡山 『I”s』の現場で会ったときから、今でも印象は変わらないんですけど、加藤さんは「なんか不思議な人」なんですよね。等身大の若者っぽいところがあると思えば、すごく大人びたところもあって。ここまで二面性が強い人がいるんだなと驚かされます。どういう育ち方をしたらそんな最終形態になったの?
加藤 “不思議”というなら天音さんのほうこそ不思議じゃないかと私は思うんですけど(笑)。不思議な人に不思議って言われるのが不思議ですよ、すごく!
岡山 言い合いの感じ出さないで!(笑)
加藤 私は俳優として、天音さんをすごく尊敬してるんですよ。前回『I”s』でご一緒したときが私の初めてのお芝居の現場だったので、天音さんとまた共演できたことが、とにかくうれしい。隣にいて恥ずかしいぐらい、すごく尊敬してるんですよ。
岡山 いやいや、思ってないでしょ。オフィシャル用でしょ(笑)。
加藤 ホントです! お芝居してるときの天音さんは、隣に並ぶのが恥ずかしいと思うほどすごいんです。ステキな俳優さんという印象が一番です。
岡山 もう恐縮です。
ーー加藤さんは昨年7月に、岡山さんの舞台『ビビを見た!』を見て、インスタグラムで「もう現場で天音さんのこと“かわいい〜!”とか言いません!」「人生観が変わる」と書かれてましたね。
加藤 いやいや、「かわいい~!」なんて、もう絶対言えないですよ! 天音さんって、私の中ではふわふわしたイメージなんですよね。だから現場でお会いしたときに「かわいい~!」なんて、ついつい言っちゃってたんですけど、生であのお芝居を見たら……。天音さんの俳優としての偉大さを痛感して衝撃でした。
ーー現在、岡山さんを「かわいい」以外で表現するとしたら?
加藤 う~ん……「仏」みたいな?(一同大爆笑)
岡山 スケールが大きい! こけしとか言われたことはあるんですけど、仏は初ですよ(笑)。
加藤 それほど俳優として尊敬しているということなんです!
ーー逆に岡山さんが加藤さんを例えると?
岡山 やっぱり二面性があって、カメレオン的なところがありますよね。パッと見たら色が変わっている、みたいな。お芝居に関してもそうですし、他のところで見かけたらまた全然違う感じの表情をされていたりとか。どの色が本当の色なんだろうと、ミステリアスで多面的な魅力を感じます。