どうも、お笑い芸人のヤマグチクエストです。1990年にファミリーコンピュータで発売された『ドラゴンクエスト4』は2月11日で発売30周年を迎えました。
私はいわゆる「天空三部作」が大好きで、中でも『ドラクエ4』は何度もプレイした思い出深い作品です。心優しき王宮戦士、サントハイムの一行、しがない武器商人、モンバーバラの姉妹、などなどオムニバス方式で仲間キャラクターたちの物語を体験し、その仲間たちが一堂に会するというあのシステムはキャラごとに愛着を持ちやすくさせ、全員でデスピサロを倒すんだ!と胸を熱くさせてくれました。
そんなキャラクターごとの個性が際立っている本作は、道中で仲間になるNPCたちもとても個性的でした。みなさんが印象に残っている『ドラクエ4』の仲間NPCは誰でしょうか? おそらく多くの方が「ホイミン」の名を挙げるでしょう。
ホイミンは、ドラクエ史上初となる「仲間モンスター」で、本作では「人間になりたい」「人間のお役に立てれば人間になれるかも」という謎理論のもと、第一章でライアンのおともとして旅をしてくれました。
HPと力に優れているものの、魔法を覚えないライアンをホイミでサポートする良き相棒のホイミン。
リメイク版において移動中に話しかけられるようになったことで、「ぼくはホイミが得意なんだよ。痛くなったらいつでも言ってね」「ライアンさん ライアンさん!えへへ、呼んでみただけ」などという鬼キュートなセリフを発しました。かと思えば、「僕と同じホイミスライムが出てきても情けをかけちゃダメだよ」とまるで「ホイミスライムが可愛すぎて切れん!」というライアンの心を見透かしたかのようなセリフまで放つ始末。そしてついには「ぼく人間になるための旅をこれからも続けようと思うの。ライアンさんもよかったら……ううん なんでもないよ」などというあざとさ全開のセリフで、プレイヤーに新たな煩悩を植えつけてきました。
また、第四章で登場した、錬金術師エドガンの弟子「オーリン」の名を挙げる人もいるやもしれません。
父・エドガンを殺したバルザックを討つために旅に出るマーニャとミネアに助太刀してくれるオーリンは、非力でかよわい姉妹に比べて力とHPに優れるためめちゃくちゃ頼りになりました。
また、まほうのカギが必要な扉をこじあけたり、師匠の娘である2人のためにその身を挺したりする場面もあり、加入期間は短いもののプレイヤーの印象に残る活躍も多い優遇キャラでもありました。
しかし、そんな印象深いホイミンやオーリンをもってしてもかなわないほどの存在感を放つNPCが「パノン」です。
今回は私が愛してやまないキャラクター「パノン」についてご紹介させていただこうと思います。長い長い書き出しでしたね。