■決めポーズは「足がプルプル」?

 囲み取材には中学生トリオを演じる木津つばさ、設楽銀河、野口準のほか、新星玲央役の中村太郎、阿久津真武役の高本学の5名が登壇した。

 舞台への意気込みについて、木津は「中学生トリオやレオマブはもちろん、特にケッピがどうなってるのかみなさん気になってると思いますけど、見どころたっぷりの舞台になってます。いろいろなところに注目して見ていただきたいですね」とコメント。野口は「原作の魅力がグッと2時間に詰まった舞台になってます。衝撃的な展開がいくつもある作品なので、演じている僕たちも“あ、次のシーンはここだったな”って急な展開に驚くことがあったんですけど、それが気持ちいいというか、見ていて楽しい作品になってると思います」とアピールした。

 兄弟や仲間同士の絆やつながりを描いた本作。舞台裏での他キャストとの関係を聞かれると、木津は「もう、死ぬほどみんなでメシ食いに行きました! ずっと一緒にいたよね?」とカンパニーの仲の良さをアピール。中村もそれに同意し、「全キャストで本当に仲がよくて、アンサンブルの方も含めて13人、みんなでよくご飯に行きましたね。最初にご飯に行ったときにすでに仲が良かったもんね」と裏話を披露した。

 これには演出の伊勢氏の計らいがあったそうで、野口は稽古初日にキャストの名前を覚えるため、相手の名前を言いながらバレーボールでパスをつなぐゲームをしたと告白。木津は「一番最初の空気と20分後の空気が全然違ったもんね」とコメント。中村は「びっくりした。本当に伊勢さんの人柄というか、愛のあふれるカンパニーですよね」と仲の良さをアピールした。

 アニメ放送時から、奇抜な設定や難解なストーリー展開が話題を集めた本作。舞台版での「難しかったところ」を聞かれると、木津は「一生難しいですよ!」とコメント。自身の役での決めポーズについて「各所でやってるんですけど……手がつりそうですよ。足がプルプルしました」と語り、会場を笑わせた。

 また本作は、舞台上に映像を投影する演出を使用。中村は「説得力が増したというか、すごい助けていただいてます」とコメント。「アニメで見たものが映像で使われているので再現度が高くて、“2.5次元というのはこういうものだ!”っていうステキな作品になってます」とアピール。高本も、「原作の良さを映像で表現してもらってます」と語り、「アニメで難しいなと思ってる部分も、伊勢さんが演出して、みなさんに分かりやすくお届けできるものになってると思うので、ぜひ見にきていただきたいですね」と作品の魅力を伝えた。

■「さらに『さらざんまい』~愛と欲望のステージ~」
2019年11月28日(木)~12月1日(日)
東京都 シアター1010


2019年12月7日(土)・8日(日)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール



原作:イクニラッパー / シリコマンダーズ

スーパーバイザー:幾原邦彦


脚本・演出:伊勢直弘

キャスト
矢逆一稀:木津つばさ

久慈悠:設楽銀河

陣内燕太:野口準



新星玲央:中村太郎

阿久津真武:高本学

矢逆春河:深澤大河

久慈誓:横井翔二郎

吾妻サラ:帝子

ケッピ:一内侑

ほか

(C)イクニラッパー/シリコマンダーズ (C)舞台「さらざんまい」製作委員会

 

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