■息子は16号に…近年判明した意外な素顔

 近年明かされた設定により、ゲロの意外な一面も見えてきた。

 実はゲロには「ゲボ」という息子がいたが、レッドリボン軍の兵士として戦場で命を落としていたことが判明している。

 『ドラゴンボール超』(原作:鳥山明さん、漫画:とよたろうさん)で公開された家系図にはゲボの姿も描かれており、それが人造人間16号と酷似している。このことからゲロは亡き息子の面影を重ねて、16号を開発したと考えられている。

 またゲロの妻・ボミは、ゲーム『ドラゴンボールファイターズ』(バンダイナムコエンターテインメント)に登場した人造人間21号のモデルとなった存在であり、映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』に登場したDr.ヘドはゲロの孫にあたる。

 ちなみにゲロの名前は、そのまま吐瀉物を指す“ゲロ”が由来とされている。一方で、ブルマ一族が「博士(はかせ)=履かせるもの」にちなんで名付けられているのに対し、ゲロ一族は「博士(はかせ)=吐かせるもの」をテーマにしているのではないか、とファンの間では考察されているようだ。

 

 ドクター・ゲロは、悟空に対する復讐心によって研究を続け、『ドラゴンボール』世界でも規格外の科学力を持っていた人物だった。

 人造人間17号、18号を生み出した時点で十分すぎる脅威だが、忘れてはならないのは、ゲロはそれらを悟空たちがまだ発展途上だった段階で完成させていたという事実だ。

 もしゲロが魔人ブウとの戦いまで観測し、そこまでのデータを研究に反映させていたならば、セルを超えるような怪物が誕生していた可能性も十分に考えられる。

 そう考えると、『ドラゴンボール』史上もっとも恐ろしかったのは、宇宙や魔界から現れた強敵ではなく、地球にいた1人の科学者だったのかもしれない。

 

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