伝説のお嬢様漫画『白鳥麗子でございます』意外と知らない原作コミックの最終回「結局、麗子と哲也はどうなった?」の画像
Kissコミックス『白鳥麗子でございます!』第7巻(講談社)

 1987年から1992年まで『Kiss』で連載されていた、鈴木由美子氏の『白鳥麗子でございます!』。大富豪の令嬢・白鳥麗子が秋本哲也への恋に奮闘する姿を描いたラブコメディだ。

 高飛車で思い込みが激しく、愛する人の前では不器用に空回りしてしまう麗子の姿は、コミカルでありながら時に切なさも漂い、多くの読者の涙と笑いを誘ってきた。

 1989年、1993年、2016年には実写ドラマ化、1995年と2016年には実写映画化もされるほど根強い人気を誇る。

 なかでも松雪泰子さんが主演を務めた1993年版のドラマは2期にわたって放送され、高視聴率を記録したことからストーリーを覚えている人も多いのではないだろうか。一方で、懐かしい作品であるがゆえに、原作漫画の最終回がどのような結末を迎えたのか、意外と知らない人もいるかもしれない。

 そこで今回は、漫画『白鳥麗子でございます!』で描かれた感動的な最終回を振り返ってみようと思う。

 

※本記事には作品の核心的な内容を含みます。

■一途すぎる麗子と哲也が選んだ道は…

 麗子は国内でも有数の超お嬢様ゆえに高飛車かつわがままで、世間とはズレた価値観の持ち主だ。しかしながら、根は純粋で優しい性格をしており、「どこか憎めない」という言葉がぴったりな女性である。

 そんな麗子は、幼稚園の頃から哲也に想いを寄せ続けていた。だが高校時代に哲也から告白されるも、プライドの高さから周囲の目を気にして断ってしまう。

 心の中では哲也を誰よりも愛している麗子は、その後、高校卒業と同時に彼を追って上京。彼の家の近くに部屋を借り、同じ大学へと通い始める。振った相手を追いかけるという、まさにツンデレの極みのような行動である。

 こうして麗子は、ツンデレな性格と思い込みの激しさのせいで大暴走しながらも、再び哲也を振り向かせるべく奮闘。その努力は実を結び、2人は早い段階で同棲する恋仲となった。

 だが、麗子の奇想天外な行動は止まらず、2人の間には別れやケンカなど幾多ものトラブルが巻き起こる。正直、彼女に振り回される哲也に同情したくなる場面も少なくなかった。 

 それでも愛を育んでいく2人の絶妙な距離感は、優しく真っ直ぐな哲也の存在があってこそ成立しているのだろう。勘違いや思い込みで突っ走る麗子を愛し、寄り添い続ける姿は、多くの女性読者の胸をときめかせた。

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