■激戦を生き抜いたペガサス級の最終形

 アニメ『機動戦士ガンダム』の3年後を描いたOVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』には、最新鋭のペガサス級7番艦「アルビオン」が登場。

 ホワイトベースのデータをフィードバックして設計された0083年当時の最新鋭艦で、翼の枚数が増えたことをはじめ、細部の形状もホワイトベースからかなり変わっている。

 性能の高さは折り紙付きで、「ガンダム開発計画」における最新鋭のガンダムを運用するための母艦として最新技術が採用された。

 その1つが地球連邦軍の戦闘艦としては初めて試験的に採用された「レーザー推進システム」。アルビオンには熱核ジェットロケットエンジンやミノフスキークラフトの他に、レーザーロケットを搭載。外部から照射されたレーザーの高熱を利用し、発進時の推力エネルギーを得るというシステムだ。

 アルビオンが月面から発進する際に艦体後部の特徴的な集光ミラーを展開しており、ここでレーザー照射を受けていた。

 劇中では艦に搭載予定だったガンダム試作2号機が強奪された事件をきっかけに、アルビオンは「デラーズ紛争」へと参戦。激しい戦いが終わった後もアルビオン自体は健在だったが、艦長のエイパー・シナプスが極刑に処され、「ガンダム開発計画」そのものも記録から抹消されたため、アルビオンのその後の消息は不明となっている。

■ジオンによって魔改造された悲しきペガサス級

 テレビアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』には、「ペガサス」という名のペガサス級強襲揚陸艦が登場。アニメ『機動戦士ガンダム』でいうホワイトベースに該当する艦ではあるが、『ジークアクス』での名称はペガサスとなっていた。

 そしてシャア・アズナブルがサイド7でガンダムを強奪した際、同時にペガサスもジオン軍によって鹵獲されてしまう。その時、シャアの攻撃で艦橋を破壊されたが、修復して再利用。ジオンの手で緑を基調としたカラーに塗り替えられ、「ソドン」と名を変えてジオンが運用した。

 劇中で印象的だったのは、地球連邦軍が月面都市グラナダに向けてソロモン要塞を落下させる作戦を実行した時のこと。その暴挙を阻止するためにシャア率いるソドン艦隊が少数で出撃し、敵の防衛線を突破、ソロモン要塞の壁面にソドンで突撃した。

 ペガサス級が強襲揚陸艦であることは知られているが、その本来の役割をまっとうしたシーンはさすがにインパクトがあった。

 なお、同作の脚本を担当した庵野秀明氏は、劇場版のパンフレットに収録されたインタビューの中で「強襲揚陸艦の正しい使い方ができて良かった」と語っている。


 今回は『機動戦士ガンダム』を象徴する母艦である「ホワイトベース」をはじめとする、ペガサス級の艦艇の映像作品での活躍を振り返ってみた。このほか、コミックや小説などの外伝作品にも、さまざまなペガサス級のバリエーションが登場する。皆さんがもっとも記憶に残っているペガサス級の活躍シーンといえば、どの場面が思い浮かぶだろうか。

 

■「ペガサス級戦闘空母」なる艦が登場するコミックをチェック

アウターガンダム (電撃コミックス)
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