■「アニメの力は偉大だなと思います」
ーーご自身が演じた作品だけでなく、おふたりが好きな作品はなんですか?
神月 私は、か弱い存在が仲間と助け合いながら成長していく物語が大好きです。なかでも『金色のガッシュ!!』が本当に好きで、スマホゲームも課金してしまうくらいでした。漫画もアニメも見て、最終話は一人で泣きながら読んだ記憶があります。そのとき、姉が部屋にいたんですが、私の泣き声で起きるんじゃないかと思うくらい号泣しました。
それから最近は『クレヨンしんちゃん』の映画をよく見ます。ほぼひと通り見ているので、今はカスカベ防衛隊の掛け声だけで涙が出てきてしまいます。自分より小さい子たちが懸命に頑張っている姿を見ると、「私はこのままでいいのかな。もっと頑張らなきゃ」と勇気をもらっています。
あの子たちはあんな小さい体で傷だらけになりながら頑張っているのに、私はこれでいいのかと考えさせられるので、アニメの力は偉大だなと思います。
ーー松岡さんはいかがですか?
松岡 私は『四畳半神話体系』が好きなんです。人間が壁にぶつかるというシリアスなシーンを、とてもポップに描いていいます。
それから『ピンポン』も好きで、アニメも映画も見ています。この作品も挫折をポップに、そしてアーティスティックに描いています。「このタイミングでサブタイトルが出るの!?」という瞬間などにもすごくグッときます。
また、私も『クレヨンしんちゃん』をよく見るんですが、『クレヨンしんちゃん』も悲劇的な部分の描き方がすごくアーティスティックなんです。壁にぶつかったり、悲しいシーンもあるのですが、悲しすぎない描き方をしてくれるというか。 “ポップさ”と“アート”の混ざり方が好きなのだと思います。
ーー好きな作品を見ていることが、声優としての仕事につながる感覚はありますか?
松岡 直接的につながっているか分かりませんが、『四畳半神話体系』も『ピンポン』も、湯浅政明さんが監督をされていて、私の転機になった『映像研には手を出すな!』も湯浅監督です。巡りあわせというか、勝手にうれしい気持ちになりました。
当時は監督を意識してアニメを見ていませんでしたが、『四畳半神話体系』からはエンドクレジットもしっかり見るようになったので、アニメの見方を変えてくれた作品だったと思います。
神月 私は「もう一度声優として頑張ろう」と思ってから、よりいっそうたくさんの作品を見るようになりました。声の出し方ひとつとっても「鼻詰まりの声ってどうやって出しているんだろう」とか、芝居の向上につながると思って学ぼうとしていた時期もあります。
でも、芝居はもちろん大事ですが、そもそも作品を理解しないと役として深みが出ないということに気づいたんです。そこからは「学ぶために見る」より、まずは内容をしっかり理解することを意識するようになりました。たくさん見ることで、自分に合う勉強の仕方も分かった気がします。
ーー最後に、『小3アシベ QQゴマちゃん』を見る方に、注目ポイントを教えてください。
神月 本作は短編アニメですが、見終わったときに一本の映画を見たんじゃないかと思うくらい、良さがギュッと詰まっています。それから、本編は2分という短い時間なので隙間時間にも楽しめます。「ちょっと興味あるけど迷っている」という方は、ぜひその2分を私たちにくださるとうれしいです。スタッフもキャストも、愛と情熱を持ってひたむきに楽しい作品を作っているので、ぜひ見てほしいです。
松岡 アフレコチェックが楽しくて仕方ないくらい、出てくるキャラクターがかわいく、く癒される作品です。ぼーっと見ていても楽しめますが、たまにハッとさせられるような言葉や気づきに出会える瞬間があります。何度も見たくなる作品ですし、原作も気になった方は、アニメと合わせて楽しんでもらえたらうれしいです。
■作品情報
アニメ『小3アシベ QQゴマちゃん』
4月12日より毎週日曜あさ7時00分〜
テレ東系6局ネット@tvtokyo_animori
「#アニもり!」内にて放送開始
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