スーパーファミコン晩期はレア物の宝庫!? セール品から「超高額ソフト」に化けた“クセ強ゲーム”【ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」】の画像
『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』大竹剛店長(写真/ふたまん+編集部)

 数万円から数十万円の値段がつくこともある「レトロゲーム」の世界。そんなソフトがズラリと揃う『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、ショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは——?

■このマークが付いたスーファミソフトには掘り出し物が多い!?

ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」第35回

 

 『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長、大竹剛です。これまでも何度かお話ししていますが、レトロゲームは数が少ないものが高額化する傾向にあります。あまり売れなかったソフト、もともと出荷本数が少ないソフトなどは、高値になりやすいんです。

 ファミコンを例にあげると、新作のソフトは1983年から1994年までリリースされましたが、スーパーファミコンが主流となったあとの「ファミコン末期」とも言える期間に出たものは、出荷本数を絞ったタイトルが多いようです。

 そもそも、任天堂にソフトの生産を委託する際、最低発注本数が決められていたらしく、全盛期には10万本単位だった、みたいな話があるんですよね。ファミコン末期には、それがだいぶ引き下げられたと聞いています。売れない以前に「あまり作ってない」ということですね。

 スーパーファミコンも同様で、新作が通常の方法でリリースされたのは1990年から1998年まで。1995年には、前年に発売されたプレイステーションやセガサターンが100万台を達成し、1996年にはニンテンドウ64も発売されて、スーファミも晩年期へ移行していきます。そして晩年期に発売されたソフトの多くは、やはり出荷本数自体が少なかったと推測されます。

 ということで、発売時期を目安に「レアもの」を探すのもおもしろいかもしれません。でも、特に箱なしの“裸カートリッジ”の場合、見ただけではいつ発売されたかわからないものも多いですよね。

 そんなとき、スーパーファミコンのソフトで、後期に発売されたものかどうかを見分ける手がかりとなるのが、裏に貼ってある「注意」のシール。「精密機器につき、極端な温度変化やショックを避けてください」といった、取り扱い上の注意が書かれたものです。

 そのシールに、△の中に!が入ったマークが記されているものは、後期に発売された可能性が高いという説があります。シールがなぜ2種類あるのか、いつから切り替わったのかなどは不明で、きちんと裏の取れた情報ではありません。でも、スーファミで後期に発売されたレアソフトのカートリッジを裏返してみると、高い確率で△!マークが付いているんですよ。

 中古ソフト店などで、カートリッジ単品のコーナーから掘り出し物を探す際に、目安のひとつとしては使えるんじゃないでしょうか。

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