「ウルトラマンが負けた…!?」昭和のウルトラ兄弟たちを倒した「忘れられない最強怪獣」たち ゼットン、バードンにタイラントも…の画像
『ウルトラマンタロウ大怪獣図鑑』  (C)円谷プロ

 1966年放送の『ウルトラQ』から始まった昭和『ウルトラマン』シリーズには、数多くの怪獣や宇宙人が登場し、ウルトラ兄弟と激闘を繰り広げた。

 そのほとんどがウルトラ兄弟によって倒されたが、中には『ウルトラセブン』のキングジョーやガッツ星人、『帰ってきたウルトラマン』のナックル星人、ブラックキングのように、ウルトラ兄弟を敗北寸前まで追い詰めた強敵たちもいる。

 そして時には、ウルトラ兄弟を相手に完全勝利をおさめた怪獣たちも……。今回はそんな昭和のウルトラマンたちと戦い、圧倒的な強さを示した怪獣たちにスポットを当てて、その強さを解説していこう。

※本記事には各作品の内容を含みます。

■スペシウム光線が効かない!? 無敵のウルトラマンに土をつけた「ゼットン」

 最初に紹介するのは1967年放送の『ウルトラマン』第39話「さらばウルトラマン」に登場した宇宙恐竜「ゼットン」だ。

 ある日、地球侵略を目論むゼットン星人が大量の円盤群を率いて地球に襲来。手始めに科学特捜隊の基地に侵入し、内部から破壊しようとする。ゼットン星人は科特隊によって倒されたが、最後に「ゼットン」という呼びかけを残して絶命。この直後、巨大円盤の中から最強の怪獣ゼットンが姿を現す。

 ゼットンが科特隊の基地に迫るなか、ウルトラマンが登場。ウルトラマンは相手を拘束する技「キャッチリング」でゼットンの動きを止めようとするが、これをあっさり断ち切られる。

 続いてウルトラマンと対峙したゼットンは、瞬間移動能力で相手を翻弄。「ウルトラスラッシュ」は電磁バリアで軽々と防いでしまう。

 光線技が効かないと見るや、ウルトラマンは格闘戦へと移行。だがゼットンは強烈なチョップでウルトラマンを弾き飛ばし、倒れたウルトラマンに馬乗りになって首を絞めていく。

 かろうじてゼットンを蹴り上げ、体勢を立て直してからウルトラマンは必殺の「スペシウム光線」を発射。しかし、ゼットンはこの光線を吸収してウルトラマンのカラータイマーに向かって撃ち返すという、まさかの反撃を繰り出す。

 そしてウルトラマンが棒立ちになったところに、再びゼットンの放った光線がカラータイマーに直撃。そのまま倒れたウルトラマンは、二度と立ち上がれなかった。

 結局ゼットンは科特隊の新兵器「無重力弾」を受けて粉砕されたものの、これまで数々の怪獣を倒してきたウルトラマンを倒したシーンはかなりショッキング。「ゼットン=ウルトラマンより強い怪獣」として、視聴者に大きなインパクトを残した。

■タロウだけでなくゾフィーまで撃破! 無類の強さを誇った「バードン」

 続いて紹介したい怪獣は、1973年放送の『ウルトラマンタロウ』の第17話「2大怪獣タロウに迫る!」、第18話「ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!」、第19話「ウルトラの母 愛の奇跡!」と、3話にまたがって登場した火山怪鳥「バードン」だ。

 バードンはもともと古代に棲息していた鳥獣の一種。大熊山の火山活動が活発化したことをきっかけに、その卵が孵化。バードンは食葉怪獣「ケムジラ」が好物で、ウルトラマンタロウとケムジラが戦っているところに突如飛来する。

 ウルトラマンタロウ、バードン、ケムジラが睨み合うなか、バードンはタロウを背後から襲撃。鋭いクチバシで、タロウの背中に強烈な一撃を加える。続けざまに、倒れたタロウをクチバシでめった刺しにするバードン。タロウはそのまま絶命した。

 タロウを倒したバードンは、悠々とケムジラを捕食して飛び去っていく。ケムジラと戦っていたタロウは、カラータイマーが点滅した状態だったとはいえ、圧倒的な実力差を見せつける衝撃的な戦いとなった。

 その後、宇宙科学警備隊ZATがトリモチ作戦によってバードンの動きを封じようとした際、今度はゾフィーが登場。バードンはゾフィーの「Z光線」を食らい、一時は倒れ伏す。

 しかしすぐさま起き上がると、バードンは口からの火炎攻撃で反撃。ここからバードンの独壇場となり、打撃技でゾフィーを追い込んだあげく、クチバシ攻撃の連打でゾフィーも惨殺。ウルトラ兄弟の長男的存在ともいえるゾフィーまで、あっさり退けたのである。

 その後、バードンは復活したウルトラマンタロウと再戦。この戦いでバードンはクチバシを思うようにヒットさせられず、逆に「キングブレスレット」による放電攻撃を受けて、たまらず逃げ出してしまう。

 三度、タロウと相まみえることになったバードンだったが、この対戦ではクチバシや火炎による攻撃をかわされたうえ、キングブレスレットでクチバシを封じられて万事休す。最後はウルトラマンタロウに大熊山の火口内に誘い込まれ、噴火に巻き込まれて散った。

 復活したタロウとの2戦目以降は劣勢が続いたものの、ウルトラ兄弟を立て続けに撃破し、最終的にタロウの技では倒せなかったバードンの実力は本物。特にタロウとの初戦で見せた圧巻の強さに、ショックを受けたファンも多いのではないだろうか。

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