歴代『モンハン』ハンターたちを絶望させた「伝説の初見殺し技」 最新アプデで「ゴグマジオス」はどうなる?の画像
『モンスターハンターワイルズ』(カプコン)スタンダードエディション (C)CAPCOM

 ハンティングアクションの金字塔として、国内外で大人気の『モンスターハンター』シリーズ(カプコン)。2025年2月に発売されたシリーズ最新作『モンスターハンターワイルズ』は、全世界で1000万本を超える売上を記録し、今も多くのファンが楽しんでいる。

 そして12月16日13時には『モンスターハンターワイルズ』の第4弾大型アップデートが配信される予定で、古龍「ゴグマジオス」の復活がアナウンスされている。ファンにとっては待ちに待ったアップデートとなりそうだ。

 このゴグマジオスという古龍種は、かなりの巨体にもかかわらず俊敏な動きを見せることから、初見殺しの技を多く持っていた。前回登場した『モンスターハンター4G』では、返り討ちにあったハンターも多いのではないだろうか。

 そんな初見殺しの技にやられるのも『モンハン』の醍醐味といえる。ということで、今回は『モンハン』歴代シリーズを代表する、「初見殺し」の攻撃を3つ振り返ってみたい。

※本記事には各作品の内容を含みます。

■身を隠す場所はどこ? 最新作にもあった「一撃必殺技」

 最新作の『モンスターハンターワイルズ』で初登場した「ジン・ダハド」が繰り出す初見殺しの技は、記憶に新しいハンターも多いだろう。ジン・ダハドは海竜種に属しており、種全体の特徴として体長が長いことが挙げられる。その海竜種のなかでもジン・ダハドは別格の巨体を誇り、その全長は40メートルを超える。

 その巨大な体躯から繰り出される攻撃はどれも破壊力バツグンだが、特に爆発と同時に冷気を一気に放出する広範囲攻撃は、多くのハンターをキャンプ送りにした初見殺しの技として話題になった。

 自身の体を氷柱で囲む長い予備動作があるため「なにか危険なことが起こる」ことは、容易に察知できる。しかしその対処法がわからずパニックになり、この大技を食らったハンターは多いだろう。何を隠そう、筆者も『ワイルズ』で初めてキャンプ送りにされたのがジン・ダハドの攻撃だった。

 一応、攻撃の予備動作に入った際に「障害物に隠れろ」とアナウンスされるが、初見時はとっさに反応できない。ちなみに、頭上にある岩石をスリンガーで落とし、その物陰に隠れるのが正解である。

 ただし、その具体的な方法は力尽きたあとに説明されるため、初見殺しにあうのは開発者の狙い通りだったと思われる。

■フィールドの半分が攻撃範囲? トンデモビームで蒸発…

 超大型モンスターとして印象的なのは『モンスターハンター4』に登場した「ダラ・アマデュラ」。400メートルをゆうに超える体長は、他の追随を許さない。紛れもなくシリーズにおいて最大のモンスターである。

 そのあまりの大きさに、クエストの最中でも画面内に体がすべて収まることはない。戦うのは頭部や腕部など一部分のみで、その規格外のスケールに心が躍ったハンターは多いだろう。

 しかし、そんなハンターの高揚感を絶望に変えた初見殺しの攻撃が「薙ぎ払いブレス」だ。

 『モンハン』のモンスターがよく行うブレス攻撃ではあるが、ダラ・アマデュラの規模はまさに規格外。なんとフィールドの半分近くをブレスで埋め尽くし、そのうえ薙ぎ払ってくるのだ。

 当然ガードでしのげるはずもなく、あたふたしているとあっという間にオダブツ。「シンプルな攻撃が一番強い」と言わんばかりの強烈な一撃は、今も多くのハンターの苦い記憶として刻まれているのではないだろうか。

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