「こんな人も出てたの!?」ブレイク前のスターがズラリ!名作ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス~』の豪華すぎる俳優陣の画像
鈴木亮平(写真/ふたまん+編集部)

 イケメンの宝庫と絶賛されたドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス~』(フジテレビ系)。

 同作は、1996年から雑誌『花とゆめ』(白泉社)で連載されていた中条比紗也さんの大ヒット漫画『花ざかりの君たちへ』を実写ドラマ化した作品で、日本では2007年と2011年の2度に渡って放送。6月1日からは2007年に放送された堀北真希さん主演版の無料配信が『TVer』でスタートし、話題を集めている。

 ドラマは、アメリカ帰りの帰国子女の主人公・芦屋瑞稀が性別を偽って全寮制の男子校に編入するというもの。『イケメンパラダイス』というタイトル通り、出演していた男性陣は、右を見ても左を見ても時代を彩るイケメンばかりだ。推しがいていなくても、作品を観て「こんな学校に通いたい」と思った視聴者は多いだろう。

 今回は、そんな『花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス~』に出演していた豪華な俳優たちを振り返ってみよう。

■今では考えられないほど豪華な元祖イケパラ2007年版

 今なお多くのファンから愛されている2007年版の『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』。振り返ってみると、とんでもなく華やかなキャストに驚いてしまう。

 特に、堀北真希さん演じる主人公の瑞稀が在籍していた第二寮はメンツが濃い。たとえば、瑞稀の憧れの人である高跳び選手「佐野泉」を演じた小栗旬さんはすでに2005年のドラマ『花より男子』でブレイクしていたが、クールな佐野役でさらに知名度を上げている。

 そんな佐野と瑞稀を巡る三角関係を展開したのが中津秀一役の生田斗真さんである。『天才てれびくん』(NHK教育)やNHK連続テレビ小説『あぐり』などの出演経験はあったものの、生田さんと親和性が高かった中津役で俳優としての勢いに火がついたのは間違いない。コミカルからシリアスまで幅広い演技を見せた結果、翌年からは『魔王』(フジテレビ系)などで主役の座を射止めている。

 佐野&中津に負けない人気ぶりだった第二寮の寮長・難波南役の水嶋ヒロさんも忘れられない。水嶋さんは、2006年に主演を務めた『仮面ライダーカブト』でイケメンぶりが話題になっていた。その翌年に出演した難波役で一気に女性ファンを爆増させたと言えよう。彼を見るのが楽しみだったという視聴者も多いのではないだろうか。

 経験値のある俳優に囲まれながら大きな爪痕を残したのが、関目京悟を演じた岡田将生さんだ。周囲の俳優を見て勉強したという岡田さんは、デビューしたてながら中性的なルックスといじられキャラが見事にハマり、他とは一線を画す存在感を放つことに成功。以降、映画『ホノカアボーイ』などで主演を務めるまでになっていった。

 このように今では主役級の俳優たちがズラリそろった同作。改めて見ると、もっとも驚くキャスティングだったのが鈴木亮平さんだろう。鈴木さんが演じたのは、第1寮に所属する明石総一郎。当時まだ無名だったこともあり、セリフはかなり少ない。だが鈴木さんは筋トレを愛する肉体派という役柄に懸命に向き合った。

 その姿を見ていた小栗さんはこのときから鈴木さんの才能を見抜き、「亮平は売れる」と声をかけ続けていたことをTBS系のバラエティ番組『日曜日の初耳学』などで明かしている。そして小栗さんは、2010年に自身の初監督映画『シュアリー・サムデイ』のメインキャストに鈴木さんを起用している。才能を信じ続けた小栗さんとの絆を感じるエピソードだ。

 さらに、木村了さんや五十嵐隼士さん、溝端淳平さんら若手イケメン俳優が脇を固める同作。これほどまでに華やかなキャストが集まる作品はそうそうないだろう。

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