■たくさん増えた装備品で編成を決める方法も…
リメイクされたスーファミ版は装備品が大幅に増えている。発売が『ドラクエ6』のあとだったこともあり、ちいさなメダルやすごろく場で、新たな装備品を入手できるようになったのだ。
商人は勇者専用の「おうじゃのけん」と遜色ないほどの攻撃力を誇る「せいぎのそろばん」を、上の世界で手に入れることが可能だ。戦士はファミコン版では最強クラスだった「らいじんのけん」以外に「バスタードソード」が登場している。
武闘家や盗賊も、その「らいじんのけん」に匹敵する「まじゅうのツメ」や、最強の攻撃力で全体攻撃をする「はかいのてっきゅう」などの強力な武器を装備できたため、クリア後、隠しダンジョン以降のやり込みでも戦えるようになった。
ラスボス周辺や隠しダンジョンでは仲間のHPも高くなっているので、敵から攻撃を受けても簡単にはやられなくなっている。だが、ここまで長くプレイしていると、戦闘が長引くと気持ちがダレてしまうのだ。
そこで、先制攻撃しやすい盗賊や武闘家に「グリンガムのムチ」や「はかいのてっきゅう」を装備させて全体やグループ攻撃をしておき、賢者が攻撃呪文、勇者が「おうじゃのけん」でバギクロスと、ザコを一掃させ、戦闘を早く終わらせたりもしていた。
こうなると素早さの低い戦士よりも武闘家を置きたいが、「はかいのてっきゅう」などの全体攻撃系武器は会心の一撃が出ないのが難点で、武闘家の良さを消してしまうから悩みどころだ。
熟考した末の筆者の王道は「勇者・武闘家・盗賊(魔法使いから転職)・賢者」だった。でも、勇者以外の3人をすべて賢者にするのも面白い。かなりやり込み甲斐があるというものだ。
HD-2D版では新たな職業「まもの使い」が加わることで、どんなパーティ構成になるのかが楽しみだ。新たに装備品も増えるだろうし、防具の耐性も含めてパーティ選びに頭を悩ませるのも『ドラクエ』シリーズの魅力ともいえるだろう。