最新作『モンスターハンターワイルズ』にも期待! 「狩られたのは私の心です…」歴代『モンハン』でハンターたちが涙した「トホホあるある」の画像
『モンスターハンターワイルズ』メインカット(カプコン) (C)CAPCOM

 『モンスターハンター』シリーズ最新作『モンスターハンターワイルズ』が、2025年2月28日に発売されることが発表された。本作のメインモンスターとなる「鎖刃竜・アルシュベルド」など、新たな情報も公開されており、従来のファンからもさらなる期待が寄せられている。

 発売まで高ぶる熱を発散するように、過去作をプレイする人もいるだろうが、あらためて狩猟生活の厳しさを痛感させられたハンターたちも多いのではないだろうか。

 今回は『モンハン』歴代作品をプレイした人なら誰もが味わったことがあるであろう「トホホなモンハンあるある」をいくつか共有していきたい。

■手を伸ばしても届かない絶望の距離

 『ワールド』(2018年発売)以降の作品は、広大なフィールドをシームレスに探索することが可能となった。その世界観を損なうことなく狩猟を楽しめるようになっているが、過去作はそうもいかなかった。

 『ダブルクロス』(2017年発売)以前の作品はエリアに番号が割り振られており、エリアの境界に辿り着くといちいちロード画面が挟まっていたのである。これにより、先に戦っている友達のところになかなか辿り着けないなど、当時は当たり前の仕様でありながら地味にストレスだったのが思い出される。

 しかし、この仕様でストレス値がMAXになってしまう瞬間といえば、モンスターの尻尾がエリアの境界に落ちた時だろう。

 モンスターの尻尾を切断した瞬間の爽快感から一変、エリアの境界に落ちた尻尾をウキウキで剝ぎ取ろうと近づいてみると、ロード画面が……。そう、隣のエリアに移動してしまうのだ。

 静寂のエリアで立ち尽くすプレイヤーキャラを見て「まさか……」と胸の奥がキュッとなりながら、エリアを行ったり来たりして何度も剥ぎ取りを試みる。だが、ゲームの仕様が目の前の剥ぎ取りを許さず、やがてただ横たわる尻尾を眺めるしかなくなってしまう。

 尻尾の素材をメインの目的としていた場合であれば、なおさらガッカリする。すっかりモチベーションが下がったプレイヤーも多かったのではないだろうか。

■割れたのは卵ではなく「心」

 『モンハン』ではおなじみの「卵納品クエスト」に関しては、多くのプレイヤーが溜め息を漏らしたことだろう。

 フィールドの特定のポイントから入手できるモンスターの卵を、ベースキャンプまで運搬するという雑用的なこのクエスト。出発前にマップで最短ルートを確認し出発するが、いざ現地に赴いてみると、いつもは使える道が何らかの理不尽な要因で塞がれているではないか。

 無駄に遠回りを強いられ、スタミナを気にしながらえっさほいさと運搬するのだが、このクエストにはやたらザコモンスターが多い。ギャアギャアうるさい鳥竜種のモンスターや羽音がうっとうしい虫たちが圧をかけてきて、ちょっと小突かれただけで卵を落としてしまい、再トライさせられるのである。この時ばかりは、普段スルーしているザコモンスターへの憎しみが爆発し、怒りにまかせて武器を振ってしまう。

 時には飛竜に襲われて普通に戦ってしまったり、一時の笑いを欲した友達によって納品直前に蹴られたりなど、高難度の狩猟クエストとはまた違った意味で憂鬱になってしまうクエストの一つだった。

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