『ドラクエ2』シドー戦後「ロトの勇者」はどうなった? ローレシアは滅亡…「ロトの伝説」が迎えた悲惨すぎる運命とはの画像
スマホアプリ版『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』 (C)1987,2014 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

 ゲームデザイナーの堀井雄二氏、キャラクターデザインの鳥山明氏、作曲家のすぎやまこういち氏と、日本が世界に誇るドリームチームによって生み出された『ドラゴンクエスト』シリーズ。

 1986年に第1作目となる『ドラゴンクエスト』(エニックス)がファミコンで発売され、150万本を超える大ヒットを記録。その翌年に『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』、1988年には『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』とシリーズを重ね、空前の『ドラクエ』ブームを巻き起こした。

 以降、ナンバリングタイトルは11作目まで発売されているが、そのなかでも『ドラクエ1』から『ドラクエ3』は、勇者ロトの伝説を描いた「ロトシリーズ」と呼ばれ、高い人気を誇っている。

■ロト三部作の『ドラクエ』シリーズ内での時系列は?

 現在『ドラクエ』シリーズの最新作は、2017年に発売された『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』。実は『ドラクエ11』はシリーズ最新作でありながら、「ロトシリーズ」の過去が描かれた作品で、時系列順に並べると『11』→『3』→『1』→『2』の順番となる。

「ロトシリーズ」の三部作は、要約すると、勇者ロトの血を受け継いだ勇者が世界を救うために旅立つというストーリー。時系列順に紹介すると、『ドラクエ3』は魔王バラモス、大魔王ゾーマを討伐し、アレフガルドを救うという内容だ。

『ドラクエ1』はロトの血を引く主人公が、アレフガルドに現れた竜王からローラ姫を救い出し、竜王討伐に向かう物語。『ドラクエ2』では、その勇者とローラ姫の子孫たちが邪悪な大神官ハーゴン、破壊神シドーに挑むストーリーとなっている。

 このように「ロトシリーズ」は、いずれも勇者ロトの血を引く者が主人公だが、『ドラクエ11』では、その勇者ロトのルーツが描かれた。

『ドラクエ11』の舞台は「ロトゼタシア」という世界。邪神ニズゼルファを倒すため、伝説の勇者「ローシュ」が旅立つが、志半ばで倒れてしまい、その生まれ変わりである主人公がニズゼルファを討ち倒すまでを描いたストーリーだ。

 その後、主人公はロトゼタシアを救った勇者、すなわち「ロトの勇者」として認められ、後世に語り継がれることになる。

 ちなみに『ドラクエ11』では、「ロトシリーズ」との関係を随所に匂わせながら、最後まで明言はされず。その真のエンディングで、ようやく『ドラクエ3』のオープニングにつながるという粋な演出だった。

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