HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の発売日が11月14日(木)と発表され、予約も開始された。同時にさまざまな購入特典の存在が明らかになり、なかには「ブック型パッケージ収納ボックス」がついてくる限定商品があることも判明した。
その「ブック型パッケージ収納ボックス」は、豪華な赤い本を模した造りになっており、内部にゲームパッケージを2本収納できるようになっている。その本の背表紙には「ロトの紋章」、表紙には「ラーミア」が描かれ、いうまでもなく『ドラクエ3』と、2025年発売予定の『ドラゴンクエストI&II』のパッケージを収納することを想定したものと思われる。
しかし、このゴージャスな赤い本を見たとき、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』を思い出した人もいるのではないだろうか。
『ドラクエ11』の真のラスボスを倒した際に見ることができる、通称「真エンディング」。詳細な流れは省くが、そのなかで謎の女性が読んでいた赤い本と、この『ドラクエ3』の特典の「ブック型パッケージ収納ボックス」は雰囲気がよく似ている(紋章などの細部デザインは異なるが……)。
しかも『ドラクエ11』の真エンディングには、この女性がひとりの少年を起こしに行くシーンがあった。そのとき「おきなさい おきなさい」「わたしの かわいい ぼうや」「今日はお前がはじめてお城に行く日だったでしょう」と話しかけるのだ。
この言葉は『ドラクエ3』の冒頭にある主人公の母親のセリフとそっくりで、『ドラクエ11』と『ドラクエ3』のつながりを示唆するかのような演出だった。
そして、そこに出てきた赤い本をイメージしたものが、HD-2D版『ドラクエ3』の購入特典「ブック型パッケージ収納ボックス」になっているのだとしたら、さらに別の可能性も広がる。