■「緑の本」が特典になる可能性は?

 実は『ドラクエ11』のエンディングで、女性が赤い本を本棚にしまうとき、その隣には、よく似た「緑色の本」も確認できた。赤い本を模した特典が「ロトシリーズ」のパッケージを収納するためのものであるなら、次は「緑色の本」を模したものが購入特典として登場する可能性も考えられるのではないだろうか。

 ドラクエ好きにとって緑色から連想するのは、やはり「天空シリーズ」だろう。先走りすぎだと思うが、どうしてもHD-2D版「天空シリーズ」の製作を期待したくなる。

 これだけだと、強引なこじつけと思われるかもしれない。しかし、6月18日に公開されたHD-2D版『ドラクエ3』の最新PV映像をよく見てほしい。主人公が自宅で母親と別れるシーンの背後には、大きな本棚が確認できる。そこにも「緑色の本」と「赤い本」が意味深に並んでいるのだ。

 しかも、本に明確な色がつけられているのは、緑と赤の本がある下段のみ。これを意識するなというほうが難しい……。

 実際のところ、まだHD-2D版の「ロトシリーズ」が発売すらされていない状態であり、「天空シリーズ」にまで思いを馳せるのは気が早すぎるのかもしれない。しかし、ファミコンスーパーファミコンで『ドラクエ』シリーズを遊んできたファンにとって、この2シリーズはやはり特別な存在なのだ。

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