『ゲゲゲの鬼太郎』ウエンツ瑛士や『妖怪人間ベム』亀梨和也も!実写作品で「人外キャラ」を見事に演じた俳優たちの画像
ウエンツ瑛士  撮影/ふたまん+編集部

 実写化の難易度が高い漫画やアニメには、人外キャラが登場する作品が挙げられる。近年の映像技術の進歩のおかげでハードルが下がったとはいえ、やはり非現実的な存在を映像化するのは難しい……。

 しかし過去にはさまざまな人外キャラが実写化されており、中には有名なイケメン俳優がその役を務めた例もある。「人外」というと怖い・気味が悪いといったイメージがあるかもしれないが、その印象とかけ離れた人物が演じることで、意外なギャップが生まれているのだ。

 そこで今回は、イケメン俳優が実写作品で演じた人外キャラを紹介していきたい。

■『ゲゲゲの鬼太郎』ウエンツ瑛士

 まずは水木しげるさんによる『ゲゲゲの鬼太郎』の実写版から紹介したい。こちらは、劇場版として2007年に1作目『ゲゲゲの鬼太郎』が公開され、2008年には2作目となる『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』が公開された。

 主役の鬼太郎はウエンツ瑛士さんが演じ、猫娘に田中麗奈さん、ねずみ男に大泉洋さんなど、脇を固める俳優陣もかなり豪華だ。ヒロインも1作目は井上真央さんが、2作目は北乃きいさんが演じている。

 ウエンツさんといえばバラエティ番組で活躍しているイメージが強いので、俳優としての活躍を知らない人も多いかも知れない。そんなウエンツさんの鬼太郎はどうだったのかというと、ミステリアスな雰囲気や健気にがんばる姿などが好意的に受け止められていた。

 本作の鬼太郎はアニメの茶髪とはちがい、銀髪となっているが、それがまた端正な顔立ちをしたウエンツさんに似合っていた。幽霊族である鬼太郎のただ者ではない雰囲気が、ビジュアル面からよく伝わってきていたように思う。2作目ではほぼスタントなしでワイヤーアクションをこなしたそうで、大迫力のアクションシーンからも目が離せない。

■『妖怪人間ベム』亀梨和也

 次は1968年から1969年にかけて放送されたアニメ『妖怪人間ベム』の実写化を紹介しよう。

 本作は妖怪人間であるベム、ベラ、ベロが、人間になることを夢見ていろんな人間と関わっていくストーリーだ。人間との間に友情が生まれたり、かと思えばひどい迫害を受けてしまったりと、妖怪人間だからこその葛藤や苦悩が描かれている。

 本作は2011年に日本テレビ系で実写ドラマ化され、ベムを亀梨和也さん、ベラをさん、ベロを鈴木福さんが演じて、後に映画化も果たした。

 本作で特に印象的なのが、亀梨さん演じるベムたちが人間の姿から妖怪人間に変身するシーンだろう。イケメンの亀梨さんが化け物になるのはかなりの迫力である。もともとのビジュアルが美しいからこそ、人外の姿とのギャップが大きく恐ろしさが引き立っていた。

 さわやかな印象がある亀梨さんは、本来であれば妖怪や怪物といった役柄とは縁遠いタイプに思えるので、こういう役柄を演じるのはとても新鮮で面白かった。

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