■ロープを張ってよじ登る! タイミングがすべて&難易度は高めだった『アルマナの奇跡』

 最後は、1987年8月に発売された『アルマナの奇跡』だ。こちらは横と縦のスクロール型アクションになっており、ロープを投げて移動するのが特徴だ。ロープを斜め上に発射して移動すると、敵との遭遇を減らすことが可能となる。

 短剣や爆弾、ピストルを使って敵を倒すのだが、武器は無限にあるものではない。そのため、残弾を確認しながら進めていくのに緊張感が高まった。

 ストーリーは盗まれた神秘の石「アルマナ」を探すことで、これがないとなぜか石化してしまう村を救うため冒険の旅に出るというもの。オープニングで石化する女性の姿は衝撃的だった。

 BGMも軽快で、グラフィックも美しい。ほど良い難易度があり、迫力あるボスも登場するので隠れた名作といえるだろう。

 当時は『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』が本作発売から2カ月後の10月に地上波放送されたこともあり、ロープを使った探検家気分でインディアナ・ジョーンズ博士になったようでもあった。やり込みがいのあるゲームとして、当時はハマったものだ。

 

 この当時のコナミは、ゲームシステムはもちろん、グラフィックやBGMも非常に秀逸で、楽しめるゲームが多かった。中でもこのディスクシステム3作は、今でも遊びたい名作ソフトだといえるだろう。

  1. 1
  2. 2
  3. 3