■レインボー加工で豪華絢爛な「ニンフィアGX」HR

 女子キャラのサポートカードは高額になるものが多いが、ポケモンカードも負けてはいない。たとえば、2017年1月にリリースされた強化拡張パック「サン&ムーン」に収録されていた「ニンフィアGX」HR(ハイパーレア)。

 HRは、5BOXに平均1枚しか封入されていないという希少なカードだ。「サン&ムーン」のHRは7種類あるので、そこからお目当てのカードを当てるとなるとさらにレア度が高まる。HRの中でも、ニンフィアはキュートなルックスで人気が高いポケモンゆえ、最も価値が付いたと言えるだろう。

「ニンフィアGX」HRも再販がないため価格にそこまで大きな変動はなく、30万円前後で取引きされることが多い。PSA10になるとより希少性があがり、50万円を超えることもある。

■手が届く価格?10万以下のレア「ミュウVMAX」SA HR

 最後は、2021年にリリースされたソード&シールド拡張パック「フュージョンアーツ」に封入されていた、同パックの看板カード「ミュウVMAX」SA(スペシャルアート)HRを見ていこう。もともと人気が高いポケモンだったミュウだが、イラストレーター・江川あきら氏による可愛らしいイラストが描かれており、封入率の低さ、カード性能の高さで注目を集め価値が上がっていった。

 現在の価格は5~7万円を推移していて、PSA10になると10万円程度の値になっている。2021年のリリース後一時は3万円台に落ちていた時期もあり、これからの変動に注視していくべきカードだろう。 

 また、同パックには「ミュウVMAX」のたねポケモンとして、さいとうなおき氏によるイラスト仕様の「ミュウV」SAも封入されていた。こちらも封入率は低めなのだが、「MAX」ほど価値は上がらず1万円台で取引されている。

 レートの変動はシーズンや新パックの販売によって変わるが、高額カードは軒並み高値をキープしている。女子キャラのサポートカードや古いポケモンカードに至っては、再販の有無や市場への流通量によってさらに高値になっていくだろう。

  1. 1
  2. 2
  3. 3