■「くすん…」と去っていくドラえもん
最後は『映画ドラえもん』の後日談を、ドラクエ風のシステムで冒険するファミコンRPG『ドラえもん ギガゾンビの逆襲』の裏技を紹介したい。
本作は、脱獄したギガゾンビの元へと向かうドラえもんたちが、タイムマシンに乗っている最中にギガゾンビに襲われバラバラになるところから始まる。
そして、ドラえもんはプレイヤーの写し身である主人公の前に突然現れて協力を頼むのだが、これを断ることができる。「はい」か「いいえ」の選択肢が数回出現するのだが、ここで全て「いいえ」を選ぶことで、協力を拒否できてしまうのだ。
そして全ての頼みに首を横に振り協力を断ると、ドラえもんが「くすん…」と言いながら去っていくというバッドエンドを迎えてしまうのだ。
ちょっと歩くどころか一歩も歩かずに会話と選択肢のみで特殊なエンディングが見られるのである。
面倒なのはハヤテを倒した場合の真抜け忍エンディングくらいであるが、それでも、手順と攻略法が分かれば、少しレベルを上げるだけで倒すことが可能。いずれも簡単に見られるエンディングであるが、狙って見るには意外と盲点だったりする。ファミコンやスーファミ時代のゲームならではの遊び要素ではないだろうか。