Netflixドラマ『幽☆遊☆白書』も話題! 『東京卍リベンジャーズ』に『とんかつDJアゲ太郎』実写化作品に引っ張りだこの北村匠海さんの魅力とはの画像
Netflix『幽☆遊☆白書』キーアート (c)Y.T.90-94

 昨年12月に実写ドラマ化されて話題となった『幽☆遊☆白書』。冨樫義博さん原作の本作は、突然命を落としてしまった主人公・浦飯幽助が、「霊界探偵」という使命を課せられ生き返るというストーリーだ。

 実写ドラマ版で主演をつとめたのは、若手実力派俳優の北村匠海さん。ダンスロックバンド「DISH//」のボーカルとしても活躍する北村さんは、映画やドラマなどで引っ張りだこの俳優だ。そこで今回は、実写化作品で人気の北村さんの魅力について語っていこう。

■『東京リベンジャーズ』で見せた再現度の高さが話題に!

 2021年に公開された映画『東京リベンジャーズ』。和久井健さん原作の漫画を実写化した本作は、ヤンキー漫画とタイムリープものをかけ合わせた新しいジャンルの作品だ。

 学生時代の彼女であるヒロイン・橘日向を守るため、何度でも時代を遡る主人公・花垣武道の姿を描いた本作。現在までに3作品が公開されるほど、人気シリーズになっている。

 本作で北村さんは、主人公の武道役を演じた。傷だらけになりながらも、日向のために奮闘する姿に胸を打たれた人も少なくないだろう。もともと原作の大ファンだったという北村さんは、強い気持ちで撮影にのぞんだという。

 武道は漫画の主人公としては一見パッとしない印象だが、誰よりも諦めない心を持つ。彼を演じることで北村さん自身も「気づかされることが多かった」のだとか。そんな心意気もあってか、「タケミチは北村さん以外考えられない」なんて声も寄せられるほど、その再現度の高さはファンの間で話題となった。

 また、北村さんは撮影に臨む際、原作ファンであるからこそのこだわりも見せていた。タイムリープがあるため、作中、高校生役と大人の役を演じ分ける必要があったのだが、大人時代を演じる際には塞ぎ込んだ気持ちを表現しようと、猫背になるように工夫したそうだ。

 姿勢までこだわって演技に臨む彼のそんな熱い一面が、原作を有する作品の実写化で重宝されている魅力のひとつなのだろう。

■役づくりにも余念がない!? 『とんかつDJアゲ太郎』で見せた没頭力!

 2020年に公開された『とんかつDJアゲ太郎』は、イーピャオさん原案・小山ゆうじろうさん作画の漫画を実写化した作品だ。北村さん演じる主人公、とんかつ屋の跡取り息子・勝又揚太郎が「とんかつ屋」と「DJ」と、まったく異なるジャンルで活躍していく姿をコミカルに描いた作品となっている。

 北村さんは「とんかつ屋」を演じるにあたって、キャベツの千切りを練習して撮影に挑んだそうだ。日頃から料理をする北村さんにとっても、プロのキャベツの千切りは一味違ったようで、コツをつかむのに苦労したのだとか。

 DJの練習とともに、キャベツの千切りという細部にまでこだわった役づくりを見せただけでなく、共演した山本舞香さんによると「撮影前は変顔をして気合を入れていた」という。

 ギャグ漫画を原作とした本作。北村さんにとって初のコメディ映画となったというが、このような影の努力で、あの振り切ったコミカルな演技が生まれたのだろう。シリアスからギャグまでと、高い汎用性を見せた北村さんだった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3