■もっと早く欲しかった…売ってもあまり価値がない『ドラクエ6』
『ドラクエ6』にも当然のように登場する「いかずちのつえ」。
こちらは下の世界で難敵のムドーを倒すと、レイドック王から褒美として受け取れるのだ。魔王を倒して授かるだけにまるで国宝ともいうべき扱いなのだが、効果はベギラマよりも少し弱いダメージ。ギラとベギラマの中間といえるだろうか……。
ムドーを倒した勇者一行にとって、この程度のダメージはあまり意味がない。しかも、この後はダーマ神殿で転職ができるようになる。魔法使いで一回戦闘をするだけで“メラミ”を習得できるので、圧倒的にこちらのほうが便利だ。
ここから冒険は中盤戦に入るので、ならば換金ではどうだろうか。満を持してお店に売りにいくと提示された金額は2475G……え? なんかめっちゃ安くない? こんな武器ならお払い箱で十分と言いたいところだが、それでも2000G超えか。この時点ではお得だと思うしかない。店主から二度と手に入らないかもと念を押されるも、ここは潔く売ってしまおう。(ちなみにリメイク版では売れなくなっていた)
せめてもう少し前に手に入れば、役に立ったのかもしれない。ダメージ効果や換金でも価値が下がってしまったなんて、もはや伝説でもないんじゃ……。
ちなみに『ドラクエ7』や『ドラクエ8』でも入手時期が遅いので使い勝手が悪い「いかずちのつえ」。『ドラクエ8』ではフィールド上の宝箱にあるので、取り忘れてしまうこともあるものだ。しかも『ドラクエ9』に至っては店頭販売されている。それになんと大量生産されているから驚きである。
当初はあんなにテンションが上がったのに……やはりなんとも可哀想だな。