■デスピサロへの忠誠心は本物! 高い攻撃力に炎と吹雪を使い分ける『ドラクエ4』の「ヘルバトラー」

『ドラクエ4』では闇の世界にデスピサロの居城であるデスキャッスルがある。結界に守られており、ここを突破するためには4つの“結界のほこら”で中ボスを倒さなくてはならない。ここに因縁の「エビルプリースト」もいるのだが、筆者的には忠誠心の高い「ヘルバトラー」が魅力的だった。

 デスピサロの進化の秘法を妨げるものは許さないといい、主人公たちとバトルになるのだが、コイツがまた結構強い。時折2回行動をしてくるし、攻撃力や守備力も高く、さらに「はげしいほのお」や「ふぶき」を吐き、イオナズンまで使うものだから、全体攻撃がかなりやっかいだった。

 普通は、炎と吹雪を両方使う中ボスなんてなかなかいないし、両方の耐性がある防具なんてそうは持っていない。まあ、レベルが低いとやっかいだが、「フバーハ」を使えればなんとか戦える。(AIが使ってくれるかは別として……)

 ヘルバトラーを倒すと強力な「きせきのつるぎ」が手に入る。「ちいさなメダル」ですでに一本持っているものだが、装備可能者が多いのでありがたかった。

 そして、倒したあとのセリフもカッコいい。主人公たちを褒めつつも、デスピサロに滅ぼされてしまうと言って笑いながら息絶えていく。近くにいる邪悪な「エビルプリースト」にも聞かせてやりたいものだな。

 

 ここで紹介した中ボスは個性的で魅力的なのだが、もはや普通にボスといえる存在だった。振り返ってみると、威厳はデュラン、残忍さはやまたのおろち、戦闘センスはヘルバトラーが際立っていたな。

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