『ドラクエ4』高橋一生に『スト2』水野美紀も…ファミコン&スーファミのゲームCMに出演していた意外な芸能人たちの画像
画像はスーパーファミコン用ソフト『ストリートファイター2』(編集部撮影)

 80年〜90年代、テレビをつければファミコン&スーファミのゲームCMがよく放送されていた。当時、小学生中学生だった筆者はCMを見てはついつい欲しくなり、親にねだっていたものだ。そんな時代を彩ったゲームCMのなかには、現在、活躍する芸能人たちの若かりし姿がチラホラ見られる。

 そこで今回は、ファミコン&スーファミの懐かしいゲームCMと、実はそれに出演していた意外な芸能人たちを紹介する。スターたちの初々しい当時の姿を見ていこう。

■振り返る物静かな小学生『ドラゴンクエスト4』高橋一生

 1つ目は、1990年に発売されたファミコンソフト『ドラゴンクエスト4 導かれし者たち』のテレビCMを紹介する。

『ドラクエ4』は310万本を売り上げ社会現象ともなった超人気ソフトで、ファミコンソフトとして発売された最後のドラクエである。CMは、そんな“ドラクエ”という誰もが知るビッグタイトルだからこそできる非常にシンプルな構成だった。

 当時流行していたニュージャックスウィング調にアレンジされた「序曲」をBGMに、街ゆく人々のなかの1人が、何かを訴えているかのようにこっちを見つめてくるというもの。多くを語らない余裕とセンスを感じる、実にカッコいいCMだった。

 そして、そのCM冒頭に登場する黒いランドセルを背負った可愛らしい小学生が、当時9歳だった高橋一生さんだ。少し物静かな感じからも、現在の高橋さんの面影が感じられる。

 高橋さんによると、当時は自我が強い少年だったそう。そのせいで習い事もなかなか続くものがなかったそうだが、児童劇団の発表会を祖母が泣いて喜んでくれたこともあり、俳優だけは続けたとのことだ。(『みかづき』ドラマ化記念対談より)

 その俳優活動の1つが、この『ドラクエ4』のCM出演だったのだろう。実力派俳優として名高い高橋さんの貴重な子役時代の映像を、ぜひその目で確認していただきたい。

■美しき女性ファイター『ストリートファイター2』水野美紀

 次に、1992年に発売されたスーパーファミコンソフト『ストリートファイター2』のテレビCMを紹介する。

 本作は人気アーケードゲームの移植作で、国内で約288万本、世界で約630万本を売り上げたカプコンの大ヒット格闘ゲームである。シリーズは現在でも人気で、今年2023年発売の『スト6』のCMでは、元レスリング選手の吉田沙保里さんが春麗姿を披露したことでも話題になった。

 31年前の『スト2』のWebCMでは、その“元祖春麗”と言える役を、当時18歳(撮影時は17歳)の高校生だった水野美紀さんが演じている。

 水野さんは大胆なスリットの入った春麗お馴染みのコスチュームを見事に着こなし、蹴りやパンチなどのアクションも非常にサマになっていた。それもそのはず、水野さんは上京前にいた福岡で少林寺拳法を習っており、上京後もアクションクラブにてトレーニングを続けていたという。春麗は水野さんにとって、非常にハマり役だったといえるだろう。

 ちなみに、同年水野さんは『ルシェリ』(コーセー)のCMに出演し「ねぇ チューして」という可愛らしいセリフで新語・流行語大賞の銀賞を受賞している。水野さんの魅力を生かしつつも非常に対照的な2つのCMだった。

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