■作中にはご当地ネタも! 『ちびまる子ちゃん』静岡県清水市

 さくらももこさんの『ちびまる子ちゃん』は、自身の幼少期のエピソードをもとに描かれた作品で、実際にさくらさんが住んでいた「静岡県清水市(現在の静岡県静岡市清水区入江地区)」が舞台となっている。

 実際にこの町には、作中に登場する駄菓子屋「みつや」(現在は閉店)や、まる子たちが通っていた「入江小学校」もあり、どこか見覚えのある町並みによってキャラクターたちを身近に感じることができる。

 そして作中には静岡県民のご当地ネタが満載で、同郷の人から見れば「あるある!」と納得してしまうものも多いという。お茶やみかん、清水次郎長やサッカー少年といった静岡ネタたち。実際に住んでいたさくらさんだからこそ描けた、懐かしい静岡の姿を楽しむことができる。

■有名なベイカー街から名づけられた!『名探偵コナン』東京都米花市米花町

 青山剛昌さんの『名探偵コナン』といえば、「東京都米花市」だ。

 主人公の工藤新一の住所は「東京都米花市米花区米花町2丁目21番地」で、5丁目には毛利探偵事務所がある。「米花◯◯」と地名がついた施設が多く作中に登場し、架空の都市でありながら知名度は抜群の米花町。

 名前の由来は、新一が崇拝する名探偵のシャーロック・ホームズが住む町「ベイカー・ストリート」だ。ちなみに新一の住所である「2丁目21番地」もまた、ホームズの住所である「221b」と一致しており、彼にとってホームズがいかに特別な存在なのかわかるだろう。

 

 今回ご紹介した作品以外にも、あだち充さんの『タッチ』の舞台が東京都練馬区だったり、庵野秀明さん原作の『新世紀エヴァンゲリオン』の舞台である“第3新東京市”のモデルが神奈川県箱根町だったりと、キャラクターたちが住む町として聖地化している場所も多い。

 近年では映画の大ヒットから『SLAM DUNK』(作:井上雄彦さん)の聖地である神奈川県鎌倉市が注目されたことも記憶に新しいだろう。実際にキャラクターたちに会うことはできないが、どこか彼らを身近に感じることができる聖地の数々。ぜひこの機会に、足を運んでみてはいかがだろうか。

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