リメイク発売『スーパーマリオRPG』だけじゃない! 本編以上にハマる「ミニゲーム」があるファミコン&スーファミの名作たちの画像
「本体4000円オフ」のチケットもついていたスーファミ版『スーパーマリオRPG』(C)Nintendo

 1996年3月9日にスーパーファミコン用ソフトとして発売され人気を博したゲーム『スーパーマリオRPG』。今年6月に配信されたニンテンドーダイレクトで突如発表され大きな話題となった待望のリメイク版『スーパーマリオRPG』が、2023年11月17日にNintendoSwitch用ソフトとして発売となった。

 任天堂がスクウェア(スクウェア・エニックス)と奇跡のタッグを組んで生まれた『スーパーマリオRPG』。基本的なRPG部分やアクション性もさることながら、遊び要素もたっぷり詰まった作品で、ばくれつカブト虫や、スーパージャンプ連続成功など、様々な部分にミニゲームを潜ませていた。そういった部分も人気の秘訣だっただろう。

 ファミコンやスーファミ時代、年に購入できるソフトの本数が限られていたという子どもは多かったはず。そうした人にとっては、物語の本筋とは関係なく夢中にさせてくれる「ミニゲーム」が充実しているタイトルは思い出深いもの。今回は『マリオRPG』だけではない、本編以上にハマるミニゲームがあったファミコン&スーファミの名作たちを見ていこう。

■ゴエモンでグラディウスができる『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』

 横スクロールアクションの定番『がんばれゴエモン』シリーズ。多彩なステージのギミックを、個性的なゴエモンキャラクターを動かして進めていくゲームだが、ミニゲームが多いのも特徴の1つだ。

 1991年7月に発売された『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』は、もぐらたたきや競馬の他、『ウィザードリィ』のような3Dダンジョン探索の「秘密の迷路」に、『アルカノイド』のようなブロック崩しもあって、ミニゲームだけでも遊び応え満点だ。

 往年の名作シューティングゲーム『グラディウス』を遊べるのも面白い。1ステージのみだが、本作の独自仕様で、火山地帯にビッグコアが登場する。『グラディウス』の名物を凝縮して体験できる、良質なミニゲームだ。

■「刹那の見切り」の原型が初登場『星のカービィ夢の泉の物語』

 1996年3月に発売されたスーパーファミコン『星のカービィスーパーデラックス』はミニゲームを集めたような作りで人気であったが、同じ『星のカービィ』シリーズの前々作となるファミコン用ゲーム『星のカービィ夢の泉の物語』(1993年3月)も多彩なミニゲームが収録されたタイトルだった。

 ミニゲームは主に、メインゲームであるアクションの残機を稼ぐためのものだ。しかし、難易度は三段階あり、レベル3の「すごいからくち」の難易度となると、一筋縄ではクリアできないものばかりとなる。ミニゲームは3種類しかないものの、どれもやり込み甲斐のあるミニゲームだ。

『スーパーデラックス』でもお馴染みの「刹那の見切り」の原型「はやうちカービィ」も、この『夢の泉の物語』が初登場だ。

 ゲームセンターのクレーンキャッチャーのような「クレーンフィーバー」は、カービィのぬいぐるみを中央で掴むことでキャッチできるが、「すごいからくち」ではクレーンの動きがかなり早くなっていて、見た目以上に難易度が高い。

 デデデ大王の投げる卵と爆弾を見分け、卵だけを口に入れる「たまごきゃっちゃ」も、
「すごいからくち」になると高速だ。目で卵と爆弾を判別するのも一苦労だが、カービィの口の開閉にも素早い動作が必要となる、やはり高難易度なミニゲームとなる。

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