■機種によってミニゲームが違う『ときめきメモリアル』
最初期に発売された恋愛シミュレーションゲームの1つである、『ときめきメモリアル』。恋愛シミュレーションゲームというジャンルを世に知らしめ、すっかり代名詞となったタイトルである。
PCエンジン版で初登場し、プレイステーション版が発売。その後、1996年2月にスーパーファミコン版が発売されるという変わった経過を辿っているが、これも当時の『ときメモ』人気あっての現象だろう。
そんな恋愛シミュレーションゲームの金字塔『ときめきメモリアル』は、恋愛攻略に必要な育成要素だけではなくゲーム内のミニゲームが充実していたタイトルでもある。
絵柄をそろえるスロットや、シャッフルされた3つのハニワのどれにボールが入っているか当てるゲーム、あみだくじなど、様々なミニゲームが収録されている。
特に頻度が高く、印象深いのは、旅行先などで唐突に始まるRPG風のターン制バトルだ。ほとんどはイベント戦闘で、絶対に勝つようになっているが、番長など、一部の敵は、普通に戦わないといけない。
移植されたゲーム機によって、ミニゲームが違っているのも面白い。PCエンジン版では『フォースギア』というシューティングゲームが、セガサターン版では『PSYTH』というハイスコアアタックタイプのシューティングゲームが収録されている。原作ほぼそのままの『ツインビータイムアタック』もある。
ミニゲームは、シューティング以外にも、機種によって収録されているゲームが違うので、移植版購入時の楽しみともなっていた。
ゲーム本編のクオリティが高いだけではなく、それとは別に収録されているミニゲームも楽しい時は、かなりのお得感を感じたもの。『スーパーマリオRPG』リメイクでは「ワイン川下り」や「ばくれつカブト虫」など、SFC版でおなじみのミニゲームが収録されている。紹介映像の時点で見た目もほぼ同じで、忠実に再現しているであろうことが感じられる。期待感が高まるリメイク版の発売となった。