■ゲームセンターの定番と言えばやっぱりコレ! 『スーパーもぐらたたき!! ぽっくんモグラー』
1989年にアイ・ジー・エスより発売された『スーパーもぐらたたき!! ぽっくんモグラー』は、ゲームセンターではおなじみの定番ゲーム「もぐらたたき」を楽しむことができる。
本作にはもぐらたたき体感用のマット型コントローラーと、それを叩くための専用ハンマーが付属されており、これらを使うことで手軽にもぐらたたきの雰囲気を味わうことができるのだ。
ゲーム内容は至ってシンプルなもぐらたたきとなっており、画面上に表示されるターゲットと同じ位置をハンマーで叩き、撃破していくとステージをクリアすることができる。
最初は登場キャラクターももぐらのみだが、ステージを進んでいくとサメ、アリといったさまざまなキャラクターが登場し、難易度も高くなっていく。登場キャラクターによってステージも海に変化したりと、意外と演出が細かいのも特徴の一つだ。
難易度はイージーとハードの二種類が用意されており、ハードは大人が全力で立ち向かってもクリアが困難なほど。ゲームのパッケージには「あんたにゃ無理だ!!」というなんとも挑戦的な一文が添えられており、完全攻略のためには練習と反射神経の向上が必須となるだろう。
ちなみにパスワード方式を採用しているため、ゲームオーバーになっても途中から再開できるのは嬉しい点である。
イージーモードでわいわい遊ぶも良し。ハードモードで熱くなるも良し。ゲームセンターの“もぐらたたき”同様、家族で友達で盛り上がること間違いなしの体感ゲームである。
今でこそさまざまなハードで専用コントローラーを用いた“体感型ゲーム”が当たり前になったが、ファミコン発売当初に“体感型ゲームのはしり”ともいえるタイトルが登場していたことに驚いてしまう。
専用コントローラーがもたらす圧倒的な没入感は、今も昔もゲームにおける重要なテーマの一つなのかもしれない。