■気分は「インディ・ジョーンズ」だ! 冒険を連想させるパッケージに興奮した『チャレンジャー』
1985年10月にハドソンから発売されたのが『チャレンジャー』だ。パッケージは、冒険映画「インディ・ジョーンズ」シリーズを彷彿とさせる。
主人公のチャレンジャーは考古学博士であり、まさにインディアナ・ジョーンズそのもの。当時は『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』が公開されたあとでもあり、パッケージだけでワクワクしたものだった。
さて、ゲームは特急列車内での攻防からはじまる。この列車にはチャレンジャーが調査に向かう島がある国の王女が誘拐されており、チャレンジャーは得意のナイフを使って救出を図ろうとするのだ。
意外にもステージ1が結構難しい。横スクロール何両編成なんだ? というくらい車両が多く、敵キャラの動きも速いのでなかなかクリアできなかった。しかも、ようやくクリアできたと思ったら、次のステージでは急に4方向スクロールに……。なんとも広いマップで疲れてしまい、筆者はここで詰んでしまった。
ところが、筆者の兄のゲーム通の友人が自宅へ遊びに来た際、軽々とこのステージ2を攻略していたから驚いた。おかげで、キーワードやピラミッドのシーンを見ることができて嬉しかったな。
そういえば、今年公開された『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』も御年80歳を超えるとは思えないハリソン・フォードの姿がカッコよかった。1作目の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年)の公開からなんと42年経つが、ゲームも映画も面白い名作は廃れないものだ。
さて、ファミコンには当時の流行を取り入れたゲームが多くある。流行りものというだけで興味がわいたし、魅力的なパッケージにワクワクさせられたものだ。80年代の流行を取り入れて作られたゲームはほかにもあるので、機会があればまた紹介したいと思う。