■100年以上を生きる狙撃のエキスパート「ジ・エンド」(メタルギアソリッド3 スネークイーターより)
ジ・エンドは、超人的な能力を持った兵士たちで構成されている“コブラ部隊”のひとり。卓越した狙撃技術を持ち、年齢は100歳以上。普段は寿命の都合で自身を仮死状態にして力を温存し、必要に応じて蘇生する。作中ではジャングルで主人公のネイキッド・スネークと対峙し、遠距離からの狙撃戦を仕掛けてきた。
ジ・エンドはこちらから遠く離れた場所に陣取っているだけでなく、密林に溶け込むように迷彩服を着ていて、初見ではなかなか見つけられない。どうにか見当をつけて近づいても、こちらを気取るとスタングレネードを投げて目くらましをしながら逃げていく。逃げ足は速く、スネークの移動速度ではまず追いつけない。さきに相手を見つけて攻撃する、必要なら気づかれずに近づく、あるいは逃走ルートを予測して地雷などの罠を仕掛けるなど、慎重かつ緻密な戦術が重要だ。
コブラ部隊のなかでも屈指の強敵だが、じつは直接戦わずとも倒せる方法がふたつある。ひとつは暗殺。あるイベントが終わると車椅子に乗ったジ・エンドを狙うチャンスがあるため、そのときに狙撃銃などで頭を撃つ。するとこの時点でジ・エンドが死ぬため、本来彼が出てくるはずのステージには代わりの敵が登場する。
もうひとつは持久戦。ジ・エンド戦が始まったらセーブし、1週間以上放置する。するとジ・エンドが老衰で死ぬ。ちなみに、経過した時間が1週間未満の状態で再開した場合、こちらが持久戦に負けたことになり、独房送りにされてしまう。
暗殺やコントローラーを用いたギミックなど、「メタルギア」シリーズのボス戦にはさまざまな攻略法が存在し、ただ戦うだけでもおもしろい。『マスターコレクション Vol.1』の登場によって、かつての戦いが現行機で遊べるのは、ファンのひとりとしてうれしい限りだ。