「ルビスのまもり」をゲットするために…ファミコン版『ドラクエ2』で超難関だった“紋章コンプリート”の画像
ファミコン『ドラゴンクエスト2』(編集部撮影)
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 ファミコン版『ドラゴンクエスト2』では「ロンダルキアへの洞窟」をはじめとして、多くのプレイヤーを苦しめた場面が数多く見られる。なかでも、とくに難関だったと感じたのは“紋章集め”だ。

 勇者一行は「ルビスのまもり」という重要アイテムをゲットするために、「月・星・命・水・太陽」の5つの紋章(ゲームではひらがな表記)を集めなくてはならない。これがまた難しく、攻略本などを使わずノーヒントでは苦労したものだ。そこで、超難関だった紋章コンプリートを紹介していこう。

■戦闘で手に入る「つきのもんしょう」と「ほしのもんしょう」

 結論から言うと、「ルビスのまもり」をゲットしないとゲームクリアができない。普通にゲームをしていると、「ルビスのまもり」をどこで使うのかは分からないもの。ハーゴンの神殿にかかっているまやかしを破ることができるという話を聞くことは可能なので、とりあえず重要そうなアイテムであることは理解できた。そして、そのために“5つの紋章を集める”というのは、RPGならではの謎解きのようで燃えたものだ。

 そして紋章集めの味方となるのが「やまびこのふえ」だった。そのマップ上に紋章があるとやまびこがこだまする。とはいえ、この「やまびこのふえ」を手に入れるのも面倒だったのだが……。

 紋章集めで比較的簡単だったのは「つきのもんしょう」だ。デルコンダルの王様からコロシアムでの対決を強いられ、キラータイガーに勝利すれば手に入る。ロトの子孫に対して無礼極まりないとも思うのだが……、まあそれほど難易度は高くないので楽勝といえるものだった。

 同じように戦闘で手に入るのが「ほしのもんしょう」だ。大灯台にあるので船を入手さえすればたどり着けるものの、モンスターがそれなりに強い。しかもボス戦としてグレムリンが4体も登場するので、レベルによっては苦戦する場合もあるだろう。まったく面倒な紋章集めだ。

■なぜもう一回洞窟に入るんだ…詰んでしまうプレイヤーも多かった!? 「いのちのもんしょう」

 戦闘しなくても手に入るのに、なぜか難関だったのが「いのちのもんしょう」だ。見つけるのは簡単なのだが、なんせダンジョンが超難関だったロンダルキアヘの洞窟の宝箱に置いてある。ここも強敵揃いなので厄介だった。

「いのちのもんしょう」を手に入れ、そのままダンジョンを進んでしまう人も多かっただろう。無限ループや落とし穴などの仕掛けをクリアして、筆者も命からがらロンダルキアへたどり着いたものだ。

 だが、これはやってはいけないのである。なぜかというと「ルビスのまもり」はここにはないので、もう一度地上へ戻らないといけないからだ。そして「ルビスのまもり」を手に入れたあとで、この超難関なダンジョンをもう一度こなさなければならない。

 ルビスよ……なぜこんな面倒なことをするのだ? ただ、これを当たり前として受け止めた少年時代……マップをメモしていたので、最短距離でロンダルキアへの洞窟を駆け抜けようとしたものだ。

 しかし、これには詰んでしまうプレイヤーもいただろうな。

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