■姿や能力をコピーして強力な呪文・特技を使用!
味方が使用する印象はあまりないが、敵が使用すると意外に厄介な呪文が「モシャス」。
モシャスは対象の姿や能力をコピーできる、いわゆる変身呪文。外見のコピーはビジュアル的におもしろいので、最新グラフィックでドッペルゲンガーさながらの戦闘画面を見てみたい。
モシャスは『ドラクエ3』に味方専用の呪文として初登場し『ドラクエ7』に敵専用の呪文として登場したのを最後に姿を消した。しかし、ユーザーの多くは戦闘のモシャスより『ドラクエ4』に登場した勇者の幼なじみであるシンシアのイベントが印象深いだろう。
『4』や『7』のように、戦闘において敵サイドに味方キャラがいるシーンはおもしろい。たとえば、勇者が画面内に4人もいれば存在価値が揺るぎそうな事態である。あるいは、味方全員がキングスライムにモシャスすれば、スライムファンは歓喜するだろう。もっとも全員がモシャスを使える状態にはなりそうにないが……。
個人的には、有用性の少ないネタ呪文でもいいので再登場してほしいところ。面白いモシャスシーンを出して、スクショで保存をしてみたい。
■何が起こるかわからないギャンブル呪文!
個人的に、ロマンあふれる呪文No.1は「パルプンテ」だ。完全ランダムな効果が発生し、いい効果も悪い効果も起こりうる。切り札や打開策として使われることも多いが、なによりも使うだけで楽しい。
パルプンテは、今回紹介する呪文ではもっとも歴史が古く、初登場は『ドラクエ2』。シリーズごとに効果も一部異なるため、ファンはどんな効果が現れるのかワクワクしていた。派手な効果もあるので呪文の効果だけではなく、最新グラフィックではビジュアル的にもドキドキできそう。
個人的に、パルプンテに期待したい効果は「とてつもなく恐ろしいもの」や「全員がドラゴラム」「流星が降り注ぐ」「まばゆい光が降り注ぎダメージを受ける代わりに、輝く竜に姿を変える」などだ。
グラフィックの作り込みは大変そうだが、どれも最新グラフィックで見てみたいものばかりではないだろうか。通常の呪文や特技で見られないものばかりなので、実装されるとパルプンテばかり使ってしまいそうだ。
現在『ドラクエ12』や『HD-2D版ドラクエ3』の発売が控えている。今回紹介した呪文を始め、最新グラフィックで描かれるさまざまな呪文や特技の派手な演出を期待したい。いずれも発売日が未定なので、続報が楽しみでならない。