２０２２年もゲームアワードが発表され、今年のゲームの顔が出そろいましたね。ゲームオブザイヤーには『エルデンリング』が輝きましたが、今年も本当にたくさんの面白いゲームがリリースされました。そこで今回は、私ヤマグチクエストがこの年末年始の休暇に遊びつくしておきたいゲームを３本紹介したいと思います。私的２０２２年のベストゲーム３作だと思って読んでいただければと思います。
■1月にポケモンの歴史が変わった…！
まずは２０２２年１月２８日に発売された『ポケモン レジェンズ アルセウス』。１１月１８日にオープンワールドのポケモン『スカーレット・バイオレット』が発売されたことを考えても、２０２２年は本当にポケモンが力を入れて「歴史」を変えにきたことを実感できた年でした。
『アルセウス』は、ポケモンにボールを投げ当てるアクションを初めてプレイヤーが操作できるようになった作品で、ポケモンを捕まえる楽しさをこれまでにないほどに味わえます。
実はこの『アルセウス』は発売前後に、海外メディアのレビュー記事にて「ポケモンは世界のゲームタイトルの進化に対して後れをとっている」と辛らつな指摘を受けていました。たしかにＮｉｎｔｅｎｄｏＳｗｉｔｃｈ発売と同時にリリースされた『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』と比べても、『アルセウス』の世界はそこまで大きくないし、世界を走り回るというアクション性を売り出した作品ながらオープンワールドではない（行動がわりと制限されている）ので、その指摘はあながち間違ってはいないのかもしれません。
しかし、ゲームの真価は決して「オープンワールドであること」にあるわけではなく、単純に「面白ければなんでもよくね？」の精神にこそ宿ると私は思っています。「オープンワールドだから面白い」と感じる方以外にとっては「オープンワールドを表現しきれなかったこと」などどうでもいいぐらい魅力たっぷりの作品でした。
まだ人とポケモンが相容れていなかった過去の時代なので、ポケモンはこちらの姿を見たら襲い掛かってくるし、これまでのポケモンとは違った緊張感を作品全体にまとったままストーリーが進んでいきます。
なんだか信用していいんだか分からない登場人物たちとの掛け合いもこの作品の魅力。捕まえたポケモンを育てて戦わせる従来のポケモンの楽しみ方も備えつつ、同じポケモンでも何匹も捕まえたくなるようなミッションとゲーム性を併せ持っているので、ただ走り回ってポケモンにボールを投げているだけでも楽しいです。時間がガンガン溶けていきます。
あえて『スカーレット・バイオレット』をおすすめとしなかったのは、『アルセウス』によってポケモンが「歴史的な一歩」を踏み出したと感じたことと、『スカーレット・バイオレット』はオンライン対戦やレイドバトルの要素があって「終わらないコンテンツ」なので、年末年始に遊び終えることができないという２つの理由によって、おすすめとはしませんでした。
どちらの作品にも新ポケモンが登場するので、ポケモンが好きな人はぜひ「どんなふうに進化するんだろう」「こいつは強いのかな」と思いながらポケモンを捕まえまくってください。
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