続々リメイク「そろそろ来るかも!?」『パラサイト・イブ』に『ゼノギアス』ファンが期待する「スクウェア時代」の名作ゲーム3選の画像
スクウェア・エニックス公式サイトより『パラサイト・イブ』(C)1998 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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『聖剣伝説 Legend of Mana』『ロマンシングサガ ミンストレルソング』『ヴァルキリープロファイル ‐レナス‐』など、このところスクウェア・エニックスによる旧作のリマスター・リメイク作品のリリースが続いている。そんな中、2022年に大きな話題を集めたのは7月22日に発売となった『ライブアライブ』ではないだろうか。同作は1994年にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたRPG作品。青山剛昌氏や島本和彦氏といった漫画家たちがデザインしたキャラクターたちが活躍するオムニバスストーリーで、リメイク版ではドット絵と3DCGが融合した「HD-2D」の美しいグラフィックにより現代に蘇った。

 同作のように、スクウェア・エニックスとして合併する以前の「スクウェア」時代の名作も次々とリメイク・リマスターされた2022年。そこで今回は今もなおリメイクを待望されている往年の名作を3タイトルピックアップしてみた。関連作として今もなお精神を受け継いでいるものや、現代のエンジンで蘇ったものを見てみたいと声の多かったものなど、当時を知っている方は思い返していただき、知らない方はこれを機にスクェア時代の名作でこんなものがあったというのを知っていただいけると幸いだ。

■「ヒャア がまんできねえ 0だ!」

 まずは、1996年2月23日にスーパーファミコン用ソフトとして発売された『フロントミッションシリーズ ガンハザード』だ。

 シミュレーションRPG『フロントミッション』シリーズのパラレルワールド的扱いになっており、他シリーズと世界観に直接的関連はない。ジャンルもアクションRPGになっており、『重装機兵ヴァルケン』を手がけた大宮ソフトが開発に携わったこともあり、ヴァルケンを踏襲した横スクロールタイプのアクションシューティングになっている。

 アクションゲームとしての完成度も高く、多彩な組み合わせが可能な攻撃や機体を降りて戦う「生身」プレイなどのやりこみ要素は今でも語り継がれている。

 また、ガンハザードのシナリオを彩る濃いキャラクターたちも忘れてはいけない。主人公のアルベルトをはじめ、出てくるキャラクターほぼすべてに名言(迷言?)があり、「これだけ追いつめればおれのジェットパックだけでいける!」や「ヒャア がまんできねえ0だ!」などは元ネタは知らないが、どこかで聞いたことがあるフレーズと思う人も少なからずいるのではないだろうか。

 シリーズ1作目のリメイク作『フロントミッション ザ・ファースト:リメイク』が2022年11月30日にいよいよ発売となった。シリーズの中でも異色作かつカルト的人気も誇る本作も、リメイクやリマスターの可能性がゼロではないのではないか。

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